2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
1秒で急ブレーキがかかってしまった。僕にとってはいつもの良くある風景だが。 見るからに芸術家という風貌をしている。髭ぼうぼうだから見方によっては胡散臭く見えるが、僕は素性を知っているから後者の見方はしない。 彼に僕の薬局の2階を作業所?工房…
「よく見る光景だけど、ペットに芸をしつけているんじゃないんだから」笑いながらそう僕は答えた。 又新しい介護の極意を教えてもらった。牛窓の火事で亡くなった方の様子を教えてあげたら、彼もやはり火の元が一番心配らしくて、ガスも灯油も一切使っていな…
糖尿病や耐糖能障害例では運動療法が推奨されているが、本研究は「運動療法が心血管イベントを減少させる」というエビデンスを世界規模のコホート研究で実証した点で価値がある。NAVIGATOR試験は、高リスクの耐糖能障害例において、1)インスリン分泌促進薬…
山の峰の向こうから黒煙がもくもくと上がり、消防自動車が薬局の前を勢いよく通り過ぎた。何となく僕にはその火元の家が分かった。あのお家でなければいいのにと思ったがやはり当たっていた。 実は昨日その家に妻が薬を届けた。主はストーブをつけっぱなしで…
2週連続で、かの国の若い男性達と過ごしたので、この国の多くの中小企業が、安い労働力として大いに重宝していることが良く分かった。数年付き合っている若いかの国の女の子達が、牛窓にも工場を持つ結構大きな会社に勤めているのとはうって変わって、下手…
又、居眠りをしていたなどと言うとそこの場所に一番似つかわしくない輩に文章を消されるかもしれない。低レベルの検閲に甘んじるほど、僕は時間をもてあましてはいない。 毎日緊張状態で11時間働いている。せめて日曜日くらい緊張から解き放たれたいと思う…
個性と言えばそれまでだが、なかなか面白い眼をしている。全くの素人なのに何処でどう観察したのか、発表の場があれば提供したいくらいだ。もっとも、そんな観察力に驚いて感激するのは僕くらいなものだから、3畳ほどの発表の場が確保されれば十分だ。 現代…
あー、じれったい。うー、じれったい。えーい、じれったい。おー、じれったい。イ行がなくても、兎に角じれったい。だけどじっと我慢の子。暗黙の了解は守る。 うぬぼれではなくて、漢方薬ならもっと楽にさせてあげられる、ひょっとしたら治してあげれると思…
「厚生労働省は17日、重い生理痛の治療薬として処方される低用量ピル「ヤーズ配合錠」(バイエル薬品)について、2010年11月の販売以降、副作用とみられる血栓症で3人が死亡したと発表した。最初に報告があったのは昨年6月。20代女性の脳に血栓…
「寸止めってご存じですか?」と尋ねられたが、目の前で空手の型を繰り広げた後だから素人の僕でも想像が付く。それにしてもさすが若いときにやっていたとあって、手の動きは結構早かったし、格好がそもそも良かった。恐らく僕より数歳しか若くないはずだが…
「新幹線に乗れた」初めてのお使いではない。田舎の人の話でもない。後進国から来たいわゆる研修生の話ではない。れっきとした若い日本人女性で、おまけにかなり優秀な人で、ひょっとしたら将来大学の先生にでもなるかもしれない人だ。(それは僕の希望かも…
娘の高校入試のために車で朝送っているときに、フロントガラスの正面の空高く、鳥がVの字を形作って集団で飛んでいるのを見た。大切な日にまるで祝福されているかのような光景に、根拠もなく娘の合格を確信した。案の定娘はその高校に合格したが、以来僕に…
たったそれだけでこんなに喜んでもらえるんだと、逆の立場だったら何に当てはまるのだろうと考えてみた。 岡山教会に県北の方から礼拝に来た人がいたのだろうか、僕の車を止めた傍にうっすらと雪が屋根に積もった車が駐車していた。それを見つけたかの国の子…
漢方薬を送っている青年の中で数人がすでに進学先を決めたのだが、喜びにひたすら浸り遊びほうけているのかと思いきや、不安感の方が優勢な人が中にいるので、僕のあの頃を少しだけ紹介する。もう何度も書いた記憶があるので、ほとんど箇条書き程度で書いて…
僕が学生の頃は、丁度かの国がアメリカと戦っていて、国内の大学でもかの国の侵略に対する反対運動が起こっていた。あまり理解できないまま、それでも標準的な理解と義憤で僕も一連のうねりの末席を汚していた。 当時同世代のかの国の人達は武器を持って圧倒…
○○症候群は小児の約100人に1人が罹患し、通常は幼少期に発症する。青年期になると脳の構造や機能の変化により患者の約3人に1人はチックが消失し、3人に1人はチックの制御に改善がみられる。しかし、残りの3分の1はチックがほとんどあるいはまったく改善せず…
出来れば一年前に結果を教えていて欲しかった。病院の処方せんを持ってくる方の多くは、薬局では買い物をしない。病院のシステムだから仕方なく処方せんを持ってきているだけだ。再び病院の中で薬がもらえるようになると、一体どのくらいの人が歩留まりする…
処方箋を持ってきた男性が「昼は家で水戸黄門を見ている」と言ったから、これはかなりの通だと感じた。再放送を毎日見るのは余程好きなのだ。その勘は当たっていて「今のは里見浩太朗だから面白くねえわ、西村晃や、東野英治郎がやはりええわ」と言った。こ…
僕がかの国の子達に親切に出来るのは、自分自身の帰国後の学資、子供の教育費や家を建てるための資金などに充てる為に低賃金で懸命に働いていることを知ったからだ。ハッキリとした目的を持って来日しているから、彼女たちはほとんど贅沢をしない。深夜働い…
牛窓に帰ってきてすぐに若い警察官達と親しくなり、警察の野球部に混じって練習をしていた。それ以来のことだろう、軟球を投げたのは。30年近く投げたことがないからどうだろうと思って投げてみたら、思いの外投げれた。長い間球を投げるような動作はして…
毎朝多くの荷物が届くが、今日は大きな箱で花が届いた。娘夫婦が中心で薬局の中を切り盛りするようになってから、花が届くことはしばしばだから驚きはしなかったが、今日の花はちょっと違っていた。と言うのは花自身が珍しいのではなく、買い方が珍しかった…
何がどう繋がっているか分からないものだ。ただ間接的に繋がっている人が余りにも違いすぎているので、特段興味が増したわけでもない。世間は狭いものだとあらためて感じたことと、人脈などというものはこうして作られたりするものかと思ったりした。 見たこ…
まるで俳優のような迫真の演技だ。あたかもそこに倒れている人がいるように思えてくる。舞台設定は、自分が脳梗塞か脳溢血で倒れた時を想定しているのだが、あたかも倒れているだろう人の肩を持ち、大きく揺さぶる格好をする。舞台なら抱きかかえて、頑張れ…
遂に正義が行われる。待ちに待っていたことだ。些細な罪は起訴され裁かれるが、大きな罪は捜査さえ受けないことがあの日以来分かった。平等とか公平とかはこの国にはないんだと、あの時以来確信していた。 具体的な数字は忘れたが、基準値の260万倍の値が…
お店を始めてからまだ25年なのですね。記憶が定かではないので、何となく高山に行って間もなく始めたような印象があります。と言うことは10年くらい高山で何か他のことをしていたことになりますね。僕が最後に訪れたときはお店を訪ねたと思うのですが。 …
「薬の量が多いから恥ずかしい、恥ずかしい」と言いながら服用している薬を見せてくれたのだが、本当に恥ずかしいのは処方している医師か、それに異を唱えない調剤薬局かもしれない。 正月明けに相談にきた親子が、現在服用中の薬を見せてくれた。相談の主な…
どこで見つけたのか白黒の古い写真を持ってきて「コレ ワルイヒトデスカ?」と聞かれた。なるほど写真には人相の悪い若い日本人男性が写っているが、悪い人かどうかを印象だけで判断するのには無理がある。髪が胸の辺りまでぼさぼさに伸びて、コートを、いや…
賀状の中から幸せがにじみ出ていますよ。宛名書きの方からもそれが見えます。全てが順調にいっているみたいですね。と言いながら僕は最近何がよくて何が悪いのか、と言うより、何に価値があり、何に価値が実はないのかあまりハッキリとした確信は持てていま…
おかげで活溌に動けた3日間だったが、僕はひとつ気がついたことがある。以前からどうしてかの国の女性達と行動を共にすると、時間の使い方が不合理になるのだろうと思っていが、それが解決した。必ずいつどこで何をしても大幅に予定の時間を超えてしまうの…
今日は少しはまともな息子でいることが出来たのかなと思う。 我が家の軽四には車いすを積むことが出来る装置が付いているが、幸運にも買ってから10年近く、その装置を荷物を積むこと以外には使うことがなかった。 だが昨年当たりから時々母を乗せるために…