2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

珍しい経験だ。2日連続で虹を見た。 昨日は玉野の深山公園に母を花見に連れだし、その帰り道。施設にほとんど着いた頃、前方に虹の一部が雲間から覗いているのを僕が見つけた。折角の花見に母を連れだしたのに、小雨が降ったり止んだりで、風も強く始終天気…

写真

姉が横浜から持参した幼い頃のアルバムを、母を中心に、義兄と姉が両サイドに、後ろ側に僕ら夫婦とかの国の若い女性二人が陣取って1頁ずつゆっくりとながめた。時に母は自分でページを捲り、姉の解説に頷いたり口を挟んだりした。最近ではあり得ない光景に…

悲鳴

大和路快速で大阪の中心部が近づくと、まるで襲いかかるように建っているビル群が迎えてくれる。観光で疲れたかの国の女性達は疲れて居眠りをしているが、僕にはある想いが頭を過ぎった。それは人間は、と言うより人類は長生きをし過ぎていると言う考えだ。…

言葉

牛窓のように沿岸部でないから、いや寧ろ僕らからすれば随分北に住んでいる印象があるから、「魚をよく食べる?」と尋ねてみた。お子さんの相談に来た人なのだが、その辺りは一体何から主にタンパク質をとっているのか知りたい気持ちもあった。 案の定、魚は…

信頼

隣の岡山市から、どんな些細なトラブルでもわざわざやってきてくれる方が夕方電話をしてきた。お孫さんが口内炎で長い間困っていると言う。口内炎で長い間というのはちょっとぴんと来なかったが、可愛い孫のことだから表現が少し大袈裟になったのかもしれな…

地力

誰にも1人や2人、回りにこんな人がいるのではないか。 肩書きは勿論、学歴もない。ただ妙に説得力がある言葉を吐く。「けだし名言」とうならせられることがしばしばの人物。物事を論理的に説明することは勿論、人前で堂々と喋ることもできない、しかし何故…

天災

ど、ど、ど、どうしたんじゃ!いやこれでは足りない。ど、ど、ど、ど、どうしたんじゃ。 しばしばやってくる漁師が心配顔で入ってきて「明後日、大きな地震が来るらしい、みんながそう言ようる(言っている)」と言うが、少なくとも僕は言っていないからみん…

切符

奈良駅で牛窓から連れて行っていた子達のキップを買った。それを見ていた奈良在住の女性が、どうして各々が2枚のキップをもっているのか理解できなかったみたいだ。「オトウサン ドウシテ2枚アリマスカ?」と尋ねられた。彼女たちが4人で牛窓に来たときは…

先制攻撃

ひょっとしたら何かしてあげれていたのではないかと残念で仕方なかった。折角の小旅行が後ろ髪を引かれながらの帰宅になった。僅か一緒にいたのは5分くらいだったと思うのだが、笑顔と礼儀正しさと、懸命に操る日本語に僕は吸い込まれた。 スリランカという…

この歳になって初めて入ったなどと言うと、何かいかがわしい所のように聞こえるがそうではない。逆に高尚な所でもない。正式な名称が分からないから間違っているかもしれないが、銀行のキャッシュコーナーだ。色々な所に設置されているから、しばしば目にす…

買い物

ゆとりを持って出かけようと思っていたのに、さすが休日の朝はコトリとも音がしなくて寝過ぎてしまった。いつもなら小鳥のさえずりで目を覚ますのだが、小鳥も休日だったのかもしれない。今日は以前から買い物をいくつかする予定を組んでいて、息子の車で出…

家庭

電話の向こうから溢れんばかりの高揚感が伝わってきたので、良い結果を手にしたのだとすぐに分かった。本人は勿論、親としてこれ以上の喜びはないだろう。いや、彼女の場合は安堵と言った方がいいのかもしれない。 お子さんが入試の4日前になって風邪をひい…

商圏

今日、神戸から漢方薬の相談に来てくれた女性が「18キなにやら」で来たと言った。最後の方が良く聞き取れなかったから、指輪を売って来たのか、若い人が見てはいけない映画を見ながら来たのかと思っていたら、なにやらとても安い運賃で乗り放題のキップの…

完治

今日は幸せな日だった。 大和先生、お久しぶりです!。 前に冠婚葬祭に行けるようになって、あとできないと思っていたことを実行してみました。半年以上行っていなかった美容室に行ったり、人が集まるイベントにも積極的に参加してみました。その結果何も緊…

大事

悪く言うつもりはないが、医者も尊敬できる人ばかりではない。もっともクラシック音楽の世界も先端医療の分野も嘘だらけだから、政治の嘘ほどそれは危険ではないが、営業にばかり注力している医者がいても、結構多いが、不思議ではない。 この女性は下肢が痛…

年上

まるっきりの想像だが、年上の女房というのは、結構いいのだろう。男性が社会的に成功するケースをしばしば耳にする。それよりも何よりもよく世話を焼いてもらえるのではないか。だから男性にとっては居心地がよいと見える。 その男性も社会的にかなり成功し…

恐怖

岡山県に住んでいたら幸いにも滅多に地震に遭遇しないから、それに対しての知識はあまりない。記憶にある地震の回数は、片手があれば数えることが出来るのではないか。だから一昨日の地震は、岡山県で震度4だったのだが、それなりに緊張した。揺れが収まる…

凶行

クリとモコのおかげで犬のかわいさは良く分かるのだが、猫も又それに劣らず可愛いらしくて、多くの人が飼っている。ところが猫も又犬と同じように、虐待を受けたり捨てられたりして悲惨な状態にいるものが多いらしい。どうしようもない人間の性か、犠牲にな…

平生から一度に沢山の湿布を買う人が、今日はいつもの倍下さいと言った。本人のではなく姑のものなのだが、月に一度は代理で取りに来る。7枚入りのものをいつもは20個買うから今日は40個だ。ただ、いつもの倍と言われるととんでもない数になるので、一…

特技

父の代からずっと通ってきてくれているその女性は、必ず毎週火曜日にやってくる。隣接している町の人里離れた藪の中に家がある(本人の弁)そうで、健康でないと暮らすのに不安なのだそうだ。健康が最低条件なのだ。だから僕が店頭に立って40年近く彼女が…

置き去り

思わず笑ってしまったが、当事者も笑っているのだから構わないだろう。若干の後悔はあったみたいだが。 夕方、ある女性が消毒薬を買いに来た。指名してきたからそれを買って帰ってくれればそれでいいのだが、やはりそこは薬剤師、何に使うのかは最低限尋ねる…

優先

来月、かの国の女性3人が、3年間の仕事を終えて帰国する。その中の一人は甘え上手で、僕がかの国の女性全員を平等に接待するきっかけを作った女性と仲良しで、その恩恵で一番日本を堪能してもらえた女性だが、後の二人は四国フェリーと第九のコンサートと…

錦海湾牡蠣クルージング 2

「来週、もう一回乗りに来たら笑われるかもしれんな」と照れて言うと、前島フェリーのスタッフが「大和さん、笑わんから乗りに来て」と言った。今日僕は2週続けて前島フェリーの錦海湾牡蠣クルージングに参加した。 船上からのレポートは先週したから今日は…

評論家

いわゆる鉄筋コンクリート建ての薬局なのだが、2階で大工さんが仕事をしているのが結構階下の薬局部分に響く。もっとも大工仕事だからものを打ちつける作業が多いのだろう、コンコンとかゴンゴンとかコツコツとかコトコトとかの心地よいリズムが多い。何故…

果実

彼女は電話で、職場でがす漏れが原因で人に迷惑をかけていると悩んでいた。陰口もたたかれているとも言っていた。仕事時間や休憩時間もいつもそのことが気になって、どちらも集中出来ていなかった。全ての行動や思考がそのことを中心に回り、どれだけ生活の…

天敵

20年もほとんど同じ薬を飲んでいる老人が、薬を止めないといけないから先生に頼んで薬の量を少し減らしてもらったと言う。なるほど処方箋を見ると微妙に減っている。でも僕はそんな努力はもうしなくていいと感じている。だから当人に、「今更そんな努力を…

階段

「なんてことでしょう」ってナレーターのわざとらしい声がが流れるほどではない。処方箋の薬を取りに来た老大工さんに発作的に僕が頼んだくらいだから、計画性がない犯行で執行猶予が付きそうだ。今風の建物のように収納を重視して建てた家ではないから、収…

提言

病院の処方箋を受けている身で言いにくいのだが・・・言う。言うだけでなくポップに書いてみんなの見えるところに置いている。現代医学から言えば逆賊だ。でもなんだか製薬会社の経済が医療の全てを誘導しているように見えるから、敢えて反発する。蜂の一刺…

避難訓練

昨日初めて地区の避難訓練に参加した。海辺の町だから地震による津波を想定したものだった。開始のサイレンも、東北であの日鳴り響いたものと同じだったから、訓練と言えども恐怖を少し覚えた。 サイレンとともに集合場所になっている薬局の駐車場に人が集ま…

錦海湾牡蠣クルージング

迂闊だった。何十年も無駄にしたような気がした。これからでも遅くないかもしれないが、これからでは遅すぎる。 前島フェリーには、10年に1回も乗ったことがない。どうしても出席しなければならない人の葬儀くらいなもので、住人でもない、島で釣りを楽し…