2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

道中

やっと何十連敗から抜け出すことが出来た。飽きもせず僕もよく耐えたものだと思う。嘗てこういう人のために始めたのだが、そのうち時代の変化を反映していたのか、落胆に継ぐ落胆だった。 通訳のお友達、全く住所も職場も違うのだが、クリスチャンと言うこと…

危惧

そうか、こうした悪い出来事はすべて汚部に行きつくのか。単に何かの文献をくっつけて提出するだけで、機能性表示食品とお墨付きをもらえるようにしたのはあいつなのだ。金の臭いのするところに必ずいた奴が、今回のこのような事故が起こる土壌を整備したん…

卒業旅行

ご本人は「2年前くらい来た時には20メートルくらいしか歩けなかったのに」と言われたが、カルテを確かめると1年半前だ。ただ2週間毎に来られて本当にまじめに漢方薬を服用された。 次第に、あまたあった不快症状が取れて、なんとなく習慣みたいにやって…

魂胆

税理士の先生だから、色々な職業の方を見ていて、時勢にも詳しい。僕など薬業界のことくらいしか知らないし、その薬業界にもあまり興味がないから、経済にはまるで音痴だ。ただ、今のように格差がどんどん広がっていくのを快くは思わない人種ではある。 なに…

猪退治

ガサガサと言う表現ではとても伝わらない。ただ、あの時の音を文字で再現するのは難しい。とにかく脊中で聞いた音で僕はとっさに土砂崩れを思いついたのだから。山が崩れて大きな木を揺らしたのだと思った。 振り返ると、1か所だけ葉をいっぱい蓄えた木が大…

暗渠

暗渠 この単語を知っている人は恐らく50%も行かないのではないか。こんなことを言うのは失礼かもしれないが、僕は数年前、もっと言うとドッグランを作ったときまで知らなかった。言葉のみならず、実物も見たことがなかった。 今朝ドッグランに行くと、足…

深刻

とても深刻な相談だったのだが、結果オーライ。「よく笑いますね」と漢方薬を依頼したほうが、漢方薬を作る方に向かって言ったのだから、そして二人とも大笑いで電話を切れたからもうこれで治ったようなものだ。僕の漢方薬が届く前に治ってしまうのではない…

長靴

これは参った。まるで幼子のすることみたいだ。 嫁の車を拝借するために昼下がり、散歩がてら海辺のマンションまで歩いて行った。鍵は持っているから勝手に乗って来ればいいだけの話だが、僕と違って車をとてもきれいに使う息子に怒られてはいけないのでスニ…

底力

このさりげなく出る言葉が、なんとも関西人らしい。本人の深刻さは良くわかるが、こんな落ちを付けられたら笑顔で別れるしかない。 6時半にシャッターを下ろすが、これから薬を作ってもらいに行くと連絡があったのが、丁度2時間前の4時半ごろ。2時間で来…

窓口

2週間前に電話相談を受け、6つのテーマを与えられた。①おならが1時間に10発出る ②不安神経症 ③逆流性食道炎(ムカムカ 胃が焼ける ) ④視界が突然ぐにゃっとよじれる ⑤頬が真っ赤になり恥ずかしい ⑥中性脂肪が高い2週間目に注文を頂いたが、開口一番「…

薬局の中での僕の机は、東の窓の下にある。雨が時々降るが、西風だったのだろう雨音はほとんど聞こえなかった。時々ドッグランの草抜きでもしようと裏の駐車場から出かけようとしたが、何度も予期せぬ雨に邪魔された。 朝から少し風は吹いていたが、正午が近…

威嚇

プリンとポッキー、どちらが美味しいか?プリンとポッキー、どちらが好きか?プリンとポッキー、どちらが人気か?比べているのではない。プリンとポッキーが共存出来るか、そこにいた者たちが固唾をのんで見守っていた。 生後2か月ごろ我が家の倉庫で助けを…

能力

何で8月と言う月が口から出たのか僕にはわからないが、何かがその時にあったのだろう。 お嬢さんが「去年のちょうど今頃から来だした」と言ったから、僕との付き合いは丸々1年と言うことになる。1年で随分と血色がよくなり、見た目にはスリムで物静かなお…

肌感覚

難しいことはよくわからないが、例えば東大の経済学部を出て官僚になっている所謂専門家より、肌感覚では理解は上ではないのかと錯覚してしまう。本当に僕の自惚れで済めばいいが、下記の文章を書いている人の推察を否定しきれるのか、官僚たちに公の場で語…

射程

僕にとっては珍しいことだ。夕食後ソファーでついうとうとしてしまった。 薬局に来てくれる人はすでに目撃しているが、この2、3週間くらい、僕は何でも屋さんをしている。恐らく、本来の僕の仕事だろう漢方相談と漢方調剤は勿論、OTCの販売からレジ打ち…

度胸

何でも口に出して、それらしい人には尋ねてみるものだ。 一昨日の、例の摩訶不思議なパソコン上の出来事。大切なメールが直接ごみ箱に入ってしまうのだから、手に負えない。僕がこうしたときに頼りにしているのが、漢方問屋の専務さん。そして税理士事務所で…

国際救助隊

この分野のことを書くには一番適さない僕だが、あまりにも不思議な出来事だから、ボヤキを含めて書いてみる。 本当にたまに相談者のメールが迷惑メールに入ってしまい、何日も僕の目に触れないことがあった。ところが最近見つけたのは、迷惑メールどころかご…

三途の川

1月にコロナに感染し、鼻と咳の後遺症に悩まされている方。いわゆる後鼻漏で、それも次第に改善している。 一番ひどい時は、何も考えられなくて、何もする気が起きなくて、このまま終わるのだろうかとそればかり考えていたらしい。そこで僕が「危なかったな…

無料

TOTO来た。と言うより、すごく早く来てくれた。お願いした翌日に来てくれて、作業も素早かったし、何より無料と言う点がよかった。 1週間くらい前に、事務室の水道が蛇口の栓を閉めた後も水滴が等間隔で落ちているのに気が付いた。1滴ずつ、それも数秒…

散弾銃

我ながらうまく例えられたなと、本人に向かって言うのだから、どんな薬局かと思うかもしれないが、今も昔も本心のオンパレード。 手元に3種類僕の漢方薬を持っている女性から、2つをほぼ同時に飲んでしまったとメールがあった。そんなことをしてよかったの…

倉敷天領太鼓

毎年この時期に楽しみにしている倉敷音楽祭の和太鼓のコンサートに行ってきた。倉敷天領太鼓の演奏会なのだが、ますます上手になっていて、岡山県のチームもこれでどこの県のチームにも劣ることはなくなったと確信した。 中心人物の山部泰嗣がプロなのは分か…

幸せ

お世話になっております。今日、合格発表がありました。結果は不合格ではありましたが私と息子は落ち込んではいません。あれだけの体調だったのに先生と漢方のおかげで受験に挑むことができました。学校も卒業できました。もうそれだけで十分なんです。こん…

美学

強いチームで勝つ。僕にとって何の美学も感じないから、大谷選手に対しての興味は急速にしぼんで、今は何の興味もなくなった。むしろ彼のニュースを流せば視聴率が取れるのかと、あからさまなメディアの狙いが透けて見えるから、映像が流れるとすぐにチャン…

弱気

よくもこれだけのことのためにお互い5年間も頑張ったものだと思う。治療する側はさすがに経済的なメリットはあるだろうが、される側の出費は相当のものだったと思う。まして効かないと訴えると、そんなことはないと怒られたそうで、踏んだり蹴ったりとはこ…

跋扈

「人新世の『資本論』」で知られる東京大准教授の斎藤幸平さん(37)の文章を読んで・・・ コロナ前の京都に行ったときに、どこに行っても外国人ばかりなのにうんざりした。世界的に有名なのはいいが、落ち着いて観光する環境にはない。日本人が落ち着いて観…

鎮静剤

「人新世の『資本論』」で知られる東京大准教授の斎藤幸平さん(37)の文章を読んで・・・ 田舎に暮らして、都会の生活など全く知らない僕にとって、ニュースなどで放映される光景を見ていたら、上から下まで金持ちでぜいたくな暮らしをしているように見える…

肌感覚

「人新世の『資本論』」で知られる東京大准教授の斎藤幸平さん(37)が一昨日毎日新聞に投稿していた文章は、素人が長年肌感覚で積み上げてきた考え方を裏付けてくれるものだった。2600字に及ぶ文章だから、素人が要約するようなことはできないが、ここ…

宝の持ち腐れ

血圧の薬をいくら調節してもらっても、ますます調子が悪くなり、ふらふらして気持ちが悪いと診察を受けに来たらしい。血圧を下げる薬は内科にとって日常茶飯事の処方だろうが、下げなければならない、下げると調子が余計悪いとなると、息子も困ったのだろう…

場外ホームラン

大谷選手の結婚のニュースが多く流れているが、良い意味で、この国の人はお人よしが多いなと感じる。バッターボックスで一振りしただけで、庶民の年収と同じくらい稼ぐ人の結婚をこんなに喜んであげるんだ。僕は、メディアのいかにも視聴率稼ぎの空っぽの時…