2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大掃除

「ウタヲ ウタッテモイイデスカ?」僕の薬局は寮から5分もかからないのに、車に乗るやいなやみんなで合唱を始めた。異国情緒な旋律が興味深かったが、それ以上にどうしてこんなに楽しそうに、僕の薬局の大掃除に来てくれるのだろうと思った。「ごめんね、ご…

真顔

今頃は怒り心頭、火を噴いているかもしれない。 折角年末年始の休暇に入っているのに、岩田天心堂の専務に大変なお願いをした。昨日かの国の来日したばかりの女性がそれぞれパソコンを買った。ビックカメラまでは連れていってあげたのだが、なにぶん全くパソ…

窒息

県内でも玉野市と一二を争う温暖な牛窓でも、さすがに昨日からの冷え込みで今朝は氷が張っていた。日曜日だから朝のウォーキングも2時間遅れだったのだが、それでもしっかり氷が張っていて、水たまりに出来ている氷の上を歩いては、割れる音や感触を楽しん…

歌詞

米ファストフード大手マクドナルドの社内サイトに、ハンバーガーなどのファストフードは食べない方がいいという助言が掲載されていたことが分かり、メディアに注目されている。今回注目を集めることになったのは、社内サイト「マックリソース」に掲載された…

総動員

「わしらみたいなコテにはどうにもならん」と言うから、剣道をしているのか、大阪のこてこてのギャグかと思ったが、前後のつじつまがそれでは合わない。分からなかったから「コテって何?」と尋ねると「大手の反対」と教えてくれた。専門の業者が言うから冗…

お礼

結構合理的な僕だから、奈良へは色々な目的を持って行った。その中の一つは、春に牛窓を訪ねてくれたかの国の4人の女性の中の3人が、かなりの体調不良を訴えていたからだ。 その中の1人は、いつも胃を押さえていた。折角牛窓に来たのにご馳走も食べれない…

拷問

もし1錠が636円するアリセプトを毎日飲んだとしたら1年で232140円。この人が5年間痴呆のまま生きたとすると、1160700円が製薬会社に入る。以下の情報によるとアルツハイマー病は鰻登りで増えていくから製薬会社に入ってくるお金が一体ど…

語録

昨日かの国の子4人と7時間一緒に過ごしたが、その間でもなかなか味わいのある会話が出来た。ひょっとしたら今一番真剣な内容で話が出来るのは彼女たちかもしれない。彼女たちといると9割は笑ってたわいもない会話をしているのだが、残りの1割は日本人と…

後ろめたさ

これで少しだけ後ろめたさから解放された。 かの国の子達が3年間の仕事を終えて帰っていくときには必ず挨拶にきてくれる。涙を浮かべたり、実際に泣く子達に向かってかけてあげられる言葉は「お父さんが行くからね、又すぐに会えるよ」だ。恐らく多くの子達…

満面の笑み

母だけの特徴か、それとも多くの老人の特徴か分からないが、テーブルを挟んで腰掛け、声をかけた僕に、目をつむったまま話し始めた。つじつまはあってはいないが、声をかければ返事が返ってくる。 大腿骨を折って退院後、初めて施設を訪れた。入院期間中はベ…

評価

昨日もらったFAXにも、今日もらったFAXにも「こんな私に・・・」と言うくだりがあった。こんな私などと言う表現を使われると、どんな私だろうと思ってしまうが、実は素晴らしい人なのだ。勿論評価は肩書き等でしているのではない。ただひたすら人とな…

日本のエーゲ海

風が吹けば寒くて、無風なら冷たい。じっと薬局の中にいる僕は戸外の正確な情報がつかめないから、挨拶が正確ではないかもしれない。 日本のエーゲ海と銘打って観光客を呼び込もうとした頃もあったが、今は誰も口にしない。それはそうだろう、日本海のあの薄…

氷川きよし

先日は美味しいパンを有難うございました。作り手の顔がもろ至近距離で見られたので興味深く、勿論美味しく頂きました。みんなで分けたので、僕は恐らく米パン?粘着性が高く、頂上に程良くクリームが塗られているもの、を頂きました。僕はあのねちゃねちゃ…

修復不能

「あれっ、今の電話の方は○○さんですよね、まるで別人ですね」とくみちゃんが言ったが、恐らく多くの人が同じ印象を持っているのではないか。体調がよくなればこんなに話し方が変わるのだ。最初に相談に来たときは薬局の中でのやりとりを聞いていただろうし…

トッピング

時に根っから明るい人っているもんだ。勿論生活者だからそれなりのストレスは抱えていたりするのだろうが、それが表に出ないのだから大したものだ。僕なんか感情がもろ出る方だから、そうした人の明るさが才能のように思えてしまう。 美味しそうなパンを5つ…

説明

別に褒め言葉でなく自然に漏れた言葉だから、それもレジの時にくみちゃんに話しかけた時に出た言葉だから、これこそ漢方?薬剤師冥利に尽きると思った。 「漢方薬を飲む時間が待ち遠しいんですよ」とその女性は言ってくれた。粉薬でも決して美味しいものでは…

ミカン狩り

中学校の時、丸刈りはしたことがあるが、ミカン狩りなるものはこの歳になって初めてだ。ニュースなどで何々狩りというのを時々見かけるが、自分とは無縁のもので、興味の対象外だった。 ミカン園の持ち主がみんな高齢になって世話が出来ないと言うことで、義…

前島フェリー

これが本当の灯台もと暗しだ。 何もすることがなければ、フェリーに乗って往復高松まで行ってもいいくらいなフェリー好きなのに、牛窓の前島フェリーについてはあまり知らなかった。時々関係者の人が買い物に来たり、チラシを置いてと頼みに来たりしていたが…

問題

冬の間、一応改まった所、と言っても僕には漢方の勉強会くらいしかないが、に行く時に着る服が一着だけある。すこぶる地味な色(ネズミ色)で、素材の単語を全く知らないから表現に困るのだが、結構分厚くて重たい布地の服だ。前はチャックで合わすのだが、…

親近感

薬局にやって来る製薬メーカーのセールスは、嘗てほとんどが男性だった。この人は女性セールスの走りみたいな人で、もう随分僕の薬局にも回ってきてくれている。途中何年かは、関西勤務に変わっていたが、最近また岡山県に復帰した。 僕の薬局はセールスの人…

僕は東野英次郎か西村晃か、それとも佐野浅夫か石坂浩二か、いやいやもっと世代が近い里見浩太朗か。人をまるで水戸の光国のように思っているのか。僕のプライドが・・・許す。 「インキョ」と言われれば僕らは職業柄すぐに「陰虚」を思い浮かべる。漢方用語…

お洒落

「岡山のヤマト薬局でお話したときに、先生は覚えてらっしゃらないかもしれないけど、先生が、私の体は病みたがりなんだよーみたいに言ったのを思い出しました。お腹がちょっと良くなったと思ったら次はどこかが悪くなるみたいな。でもわたしは、お腹の悩み…

バイキング

岡山の街を眺望しながら昼食が食べられるので、僕はしばしば泊まりに来た患者さんや、かの国の女の子たちをホテルグランビアの最上階のレストランに連れて行く。食事を楽しんでもらうことと景色を楽しむことの二つを満足できるのはここしかない。極端に貧し…

歓喜の歌

訳もなく好きだから、この数年第九をこの時期に聴きに行くことにしているが、今日好きな理由が分かったような気がした。 的はずれかもしれないが、最後の楽章がバスなどの弦楽器の重厚な低音で始まるのは、ベートーベンが感じていた当時の世相を表現している…

支障

えらい遠慮気味に言うから何を言い出すのかと思ったら、やはり遠慮気味に言うべきことだった。 ある難治性のトラブルで通ってきてくれていて、運良くそれはかなり改善してゴールも近いのかと思わせる女性が「先生又、以前のように戻ったな」と言った。何が以…

勘違い

仕事上の送られてきた情報は、一応全て目を通さないと気がすまないたちだから、あるものはゆっくりと、あるものは急いで読む。文末にコピーしている今日の記事は、急いで読んだから勘違いした。余りにも内容がおかしいから、もう一度読み返して意味が分かっ…

諸刃

今年一番美味しかった食事だと思う。有り難かったからではない、本当に美味しかった。妻が夕食までには帰れないらしくて、息子に夕食の用意を頼んでいた。息子は最近忙しくて、毎日100人近く診ているらしいが、文句も言わずに、途中で買い物をして帰って…

確かにあの頃は今以上に僕の漢方薬の実力がなかったから仕方ないのかもしれないが、鼻であしらわれたらそれなりにプライドは傷つく。だから20年以上の前のことが鮮明に記憶に刻まれていて、時々ふとした切っ掛けで蘇ってくる。ただそれで僕が何らかの衝動…

仏教

何気なく土曜日の朝のNHKラジオを聞いていて、面白いことを耳が拾った。本当に何気なくだから、どんな内容のものか定かではないが、恐らく仏教かなにかの話だと思う。勿論NHKだから怪しげな布教を目的にしていたのではなく、確か大学教授がどこかで講…

どこの猫か知らないが、僕の数十メートル先の道路を一目散に走って渡った。辺りがやっと明るくなったばかりで、猫の向こう側100メートルくらい、こちら側数百メートル以上、車が近寄る気配はなかった。と言うより全く車の音はしなかったから、ゆっくり歩…