2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

気弱

迷いに迷っての判断だが「加古川の大道芸フェスティバル」に昨日行っていなくてよかった。もし行っていたら、今日の仕事を全うできたかどうか疑わしい。出来たとしてもかなり免疫を落としていただろう。 田舎の薬局で暇で困っているがたまに「魔の月曜日」と…

傾倒

僕は棚に商品が一杯並んでいるのが「当たり前」世代だから、見えないところにストックしたりしない。あるものは全部棚に並べる。 ところが僕がそれをすると、1時間もすると元に戻されてしまう。まだ肩書は僕の薬局だから本来なら僕に断って戻すべきだが、一…

不思議

月が変わったら漢方相談に伺いたいと言う電話があった。ずいぶん長い間めまいで病院にかかっているらしい。治療を受けながらも毎日めまいがして、今はベッドから出ることが出来ないと言う。寝たきりと言う意味ではなく、恐らく日常の動作が恐る恐るなのだろ…

返納

ワイドショウと言うものに不快感を覚えるのは僕だけなのだろうか。5分と見続けられないから、手元にリモコンを置いてせわしく変えまくる。何かを求めて変えるのならまだいいが、ほとんどは不快感からの逃避だ。 NHKも民放もみな同じだ。作る奴のレベルを…

鎮静剤

もう20年前に初めて胃の内視鏡を飲んだ時のしんどさがトラウマになって、何年間か間が空いた。ある大病院の消化器部長を辞めて開業したからという評判で行ったのだが、地獄だった。やってもらっている途中には決めていた。「2度と来るもんか」と。 数年後…

昨日が1年のうちで一番体調が悪くなる日。そして今日から平生のいいのか悪いのか分からないような日常に戻る日。息子に勧められてもう10年近く繰り返している。 僕ら世代はピロリ菌持ちだから胃がんのリスクは高い。ピロリ菌の除菌が出来るような薬が出来…

田舎

岡山市から来て「田舎のいい所です」とは、なんて図々しい。田舎では負けない僕の言う言葉だ。 煎じ薬の処方箋をもってくるようになってもう10年近くなるかな。一月に1回は会うから、もう何でも言える関係だ。今日はいつもの笑顔が少ないように感じたから…

100周

車を返しに行った際、折角だから岸壁から海の写真を撮ってみようと思った。瀬戸内海は今日も穏やかで、手前に牛窓の島々、その奥に小豆島が見える。実は、高松の屋島も見えるのだが、写真では伝えようがない。そもそもすぐ目の前にある前島でも、漢方問屋の…

距離感

有名なシェフが猫に噛まれたことが原因で死亡したと言うニュースを見て知っていたから、猫に触ることは怖かった。過去形で書いたのは触れるようになって、ソファーの上で丸まった体や頭をなでることが日課になったからだ。猫特有の吐息?を聞くと骨粗しょう…

別人

今年の3月に電話を下さり、漢方薬を作ることになった。その時の要望は、おならが1時間に10発出る。不安神経症。逆流性食道炎。視界がぐにゃぐにゃする。顔が真っ赤になる。中性脂肪が400以上の6項目だった。おならは1発に減った。不安神経症は完治…

東風

東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ ええっ?今の若い漁師は東風(こち)のことを「東(ひがし)の風」と言うの?漁師に囲まれて育った僕ら世代の子供でも「東風(こち)」は当たり前に使っていた言葉なのに。 漢方薬を取りに来た50代…

迂闊

げに恐ろしや。迂闊に物も言えない。 頑張れば車で来られない場所ではないが、電話の向こうの話し方ではそれどころではないことはすぐに分かった。息も絶え絶えは大げさかもしれないが、まるで喘息の方みたいに声が連続で出せれない。話すのさえしんどいこと…

目が覚めると、チャンネルを回しながらニュースを確認する。その間に頭も体もゆっくりと起きてくれる。 今日の朝一のニュースはとても不愉快だったレバノンの首都ベイルート郊外など各地で17日、親イラン民兵組織ヒズボラ戦闘員らが使うポケットベル型の小型…

更新

アップデートと言う言葉の意味がおぼろげながら分かってきたのはつい最近のことのような気がする。おぼろげだから今でも自信をもって説明できるわけではない。以前のようにパソコン上だけでお目にかかるだけだと永久に理解できなかっただろうが、日常会話の…

敬老の日

先日漢方問屋の専務さんと雑談をしている時に、何からそんな話題になったのか分からないが、県内で、僕の年齢で薬局で働いている人間がいるかどうか尋ねてみた。僕は暗黙のうちに「そりゃあいますよ」くらいな答えが返ってくると思っていたが、なんとしばら…

自尊心

言葉は悪いけれど、森永 卓郎が「くそどうでもいい仕事」と言う表現を使った。東京にはくそどうでもいい仕事が一杯あって、そんな仕事に従事している人は結構いて、その人達に農業に従事してもらえば日本はそんなに人手不足ではないと言っていた。 今度のコ…

全開

このところ食事時にテレビを点けていると、頻繁に僕の名前が挙がって来る。見ている人はついにヤマト薬局が大学経営に乗り出したのではないかと誤解してしまうかもしれない。僕のことだから、裏口入学もいとわないと思って、多額の寄付金を持ってきてくれる…

時代

田中真紀子語録政治家時代から“忖度なし”の舌鋒鋭いトークが持ち味の田中氏は、候補者についてまず「私の今の立場で見ますとね、ヘナチョコばっかりが出たいから出てきてると。出したい人じゃなくて、この際、出とかなきゃと売名をかねてですね。与野党とも…

丹波黒豆甘納豆

食べるわ、食べるわ。「遠慮せい!」と言いそうだった。 二人とも高脂血症タイプだ。エネルギーがどちらかと言うと余り気味。いつも満タンで走っている車のようだ。偶然だが、牛黄清心丸の発売を止めた製薬会社のセールスと、牛黄清心元と言うよく似た名前の…

伐採

これで台風の大風が吹いても大丈夫だろう。 倒木で亡くなる人がいることはニュースで何度も見ていたから理解はできるが、どうしてと言う疑問も持っていた。大木が音もなく前触れもなく倒れるのだろうか、逃げる暇もないくらいの倒れ方をするのだろうかと疑問…

日の目

7月3日にコロナ感染。その後記憶力、気力、体力とも落ちて自営のお仕事がうまくできずに、夫婦ともに落ち込んで、7月23日に奥さんが漢方相談に来られた。8月中漢方薬を服用していただいたが「少しはいいかな?」くらいの反応で、こんなに漢方薬がお役…

居場所

昨日に続いて、日本語検定試験の残念な側面について。 外国人にとっても、僕ら日本人にとっても、それなりに評価される日本語検定試験だが、なんとも残念な事実を昨日聞いた。 彼女自身も毎年受けているが、企業の通訳として働いているから、検定試験につい…

巻き添え

フィリピン人やベトナム人と接するようになって、日本語検定試験と言うものを知った。普通「N」と略しN1とかN2とかでレベルを表し、最高がレベル1、最低レベルが5だ。 この資格を持っていることはステータスシンボルでもあるが、実利も大きい。一般の…

正露丸

「ラッパのマークの正露丸」 恐らくコマーシャルで散々聞かされたから覚えているのだろうが、これは薬局の息子だからというわけではない。当時、ラジオやテレビを聴いたり見たりしていた人ならほぼ全員が知っている。コマーシャル以前に、何があっても正露丸…

美徳

中学校の駐車場に溝ひとつで隣接している土地がやっと更地になった。もう20年にはなるだろう、牛窓が台風の高波で大規模な浸水を起こしたときに、床上まで海水が来て、その後住むのを諦めたお家だ。まだまだ外見がしっかりしていたから、ベトナム人の寮に…

固定観念

「静かで景色もいいから気持ちがいいです」とは施術した方の感想。「静かで気持ちよかった」は施術を受けた方の感想。双方に喜んでいただけたのだから、場所を提供したと言うか利用していただいた身としては有難い話だ。 これで又ほんの少し、ドッグランなら…

漢方薬による過敏性腸症候群の治し方

20歳代 女性 関東地方 2024・9・5 (過敏性腸症候群 ガス漏れ型)漢方薬がなくなりましたので、また送ってもらいたいので連絡しました。現状はお腹が空いて鳴ることはありますが、そんなにひどくありません。あと夜お腹が横になると鳴っていたのは、…

納得

「なるほどなあ、納得だ」 最近になって、テレビ番組の制作会社が相次いで倒産しているらしい。今年も既に10数社が倒産しているみたいだ。 そもそも僕は知らなかったが、テレビ番組はテレビ局が作っているのではなくて、それこそ番組を作る会社、制作会社…

翻弄

漢方薬の注文時に、鹿児島の方が「家が壊れるのではないかと言うくらい怖かった」と言った。 この言葉はもしかしたら、僕が吐いている言葉だったかもしれないし。僕のことを心配してくれた東京の方が吐いていたかもしれないし、千葉の方が吐いていた言葉かも…

台本

さすがに漢方薬を作ってお世話する機会が多い薬局は、映画の台本を毎日書いているようなものだ。ただ職業柄刑事ものとか犯罪ものはない。その方の日常の風景を何とか楽しいものに改善したいと非力ながら頑張っているのが実情だ。さしずめ小津安二郎が淡々と…