2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

品性

体操の女子選手が、体操会に物申している。一人マイクを持ち立ち向かっている姿を見て、人々はどう思っているのだろう。僕は、「やれ!やれ!」と声援を送っている。訴えている事が真実はどうか分からないが、若い人たちが完璧に理論武装して戦う必要などな…

気配

「中の下くらいです」こんなことを言われたら、多くの人は成績のことを思い浮かべるだろうが、成績ではない。僕が「自分が綾瀬はるかみたいな美人だから、周りの人が覗き込むのではないの」と尋ねた質問に対する答えだ。事実か謙遜かはさておいて、電話でい…

紙一重

これぞ戦前の日本女性の手本のよう。と言って、僕は戦争を肯定しているわけではない。当時生きた人たちの戦争とは別の理由による人となりをうかがえるエピソードだ。 ある女性が家族とやってきて最後に自分の症状を話し始めた。圧迫骨折後の回復が思うように…

漢方

「漢方って、そんなにいいんですか?」としみじみ尋ねたのは素人ではなくお医者さんだ。 僕は医師のプライドを傷つけるから黙っていることを勧めたが、どうしても言いたかったのだろう。既に2種類の漢方薬も現代薬5種類の他に飲んでいるから、黙っていては…

猿轡

喜んでいいのか悲しんでいいのか本人も悩ましいだろう。 整形外科の処方箋を持ってきた60歳の女性は、「シップだけじゃろう」と言いながら僕に処方箋を渡した。そして身振り手振りで膝の痛みを説明してくれた。立ち上がるとき、車から降りるとき、日常生活…

ある中学生と話していて面白い話を聞いた。彼女の学校の夏休みの課題がとても減ったらしい。その理由が、塾の課題が多くて学校のまで手が回らないという保護者達の要求だったらしい。まるで笑い話のようなことがあるのだ。この笑い話のような理屈を、その中…

紙一重

短期の応援部隊の為に、面白いイベントはないかと探していたら、香川県での「BLACK BOTTOM BRASS BAND ~ゲスト:綾戸智恵~」のコンサートを見つけた。女性は紙おむつのコマーシャルでよく見かけるから分かるが、バンドは初耳だった。ユーチューブで視聴し…

再認識

皆さんもご存知のとおり、台風の東側は風雨が強い。西側とはえらい違いだ。だからこのあたりだと広島県に上陸されると一番被害が大きい。昨夜の台風も話題はその事ばかりだった。テレビやインターネットで確認するのもその事ばかりだ。 一昨日辺りから、台風…

災害弱者

午後6時が来たのに、辺りはまだ明るくて、そよ吹く風が気持ちいい。そう言えばさっきまで綺麗な青空が広がり、南のほうから低くて重たそうな雲が近づいていた。今は一面を覆ってはいるが、力強い雲は減り、スクリーンのような雲に取って代わっている。昨日…

大罪人

もう数年皮膚科に通っているのに、何を今更と思うが、聞かれた事には答える。頭部に一杯ぶつぶつが出ていて、汚いビーズを頭に撒き散らしているように見える。「これはなんじゃろうかな?」と言う質問だから一言で「酒のせいじゃ」と答えた。数軒の皮膚科を…

悲鳴

ひょっとしたら、僕の薬剤師人生で今が一番よく働いているかもしれない。別に目指したわけでもないが、この歳になっても薬剤師として生かされていることが理由だと思う。 毎日のようにセールスが新発売の薬を売り込みに来る調剤業務と違って、漢方薬に新商品…

設計図

人間の内臓の設計図は110歳、骨格は50歳までと聞いた事がある。となればあちこちが痛いというのは当たり前で、特に縦の圧力にはとても弱くなる。物を持ったりするのはもちろんだが、久しぶりなどといわれて肩を叩かれるのも響く。こんな人は多いのでは…

井戸

僕にとってはありがた迷惑だ。 数日前に3ヶ月の応援部隊の3人がやってきた。彼女達は初対面の僕にTシャツ2枚とコーヒーをくれた。かの国から持ってきてくれたのだが、彼女達に入れ知恵した女性がいて、その助言に従ったらしい。日本に行ったらお父さんが…

貢献

なるほど合点がいった。テレビのつまらなさはもう限界に近いが、天気予報に関しては有用だ。今日もその天気予報から知識を貰った。何となく感じていた疑問の答えがいみじくも天気予報から飛び出してきた。 恐らく皆さんのところも同じだと思うが、今年は圧倒…

刻石流水

本当に魔が差さなくてよかった。もしあの時魔が差していたら、今頃自分から逃げることが出来ずに相当傷ついていたと思う。例の大分県のヒーローのおかげで、多くの人がこれからほんの少しだけ上質の生活が送れるのではないか。 今月の第一日曜日、漢方の勉強…

失敗

最近は毎月のように瀬戸大橋を渡っているが、30周年記念などと言う文字を多く目にするようになって、もう30年も経っているのかと考えさせられる。と言うのは、僕の家は同じ頃建てたのだが、あちこちでもう傷み始めている。ひずみが出てきていて、戸がち…

白人社会では、こういった人を「ヒーロー」と呼ぶのだろう。 ニュースを何気なく見ていて思わず大きな声をあげた。オーだったのかアーだったのか忘れたが、反射的だった。奇跡と言っていいだろう。2歳の子が無傷で数日間生きていたこと、遠くから駆けつけた…

持ち点

東京からやってくると必ず寄ってくれる女性がいる。と言ってもわざわざ挨拶に寄るわけではなく、薬を買って帰る。ある理由で近所に数年間住んでいた縁で、漢方薬や薬局製剤と言って、薬を作る免許を利用して作っているオリジナルの治療薬などを頻繁に利用し…

給油

特別期待していたわけではないが、それでも綺麗にしてくれるとあり難い。その上、少しばかりの知識もくれた。機械音痴ばかりではなく、こうした親切に触れるから僕は従来どおりの人の手による給油を利用している。どちらが安いのか知らないが、安さは僕にと…

志多らの全国ツアー息吹

3年間実習生として懸命に働いた女性4人に、最後の思い出作りとして「志多らの全国ツアー息吹」に連れて行くことが出来たのは幸いだった。3年の間に色々なコンサートに連れて行ってあげたが、今日のコンサートが彼女達にとってはもっとも上手なチームのも…

挑戦

もう何年になるのだろう、今と同じようなことを、尼崎の街でやっていた。漢方の勉強会の会場は、新幹線で神戸まで行って、そこからJRで30分近くかかったような記憶があるが、本当はもっと近いかもしれない。腰痛を押して出かけることが多かったから、時間…

台風

この数日、台風予報を逐次チェックしていた。首都圏を伺っている台風ではなく、地味に北上している14号だ。あさって、高松で行われる志多らのコンサートに行けるかどうか、僕にとっては大問題だったからだ。数ヶ月前に5枚チケットを買って、一緒に行くメ…

崇高

「人間って、ああ言う時、必ずすぐに起き上がるんですよね」と彼が言うと、僕は「人間って、そんな時、笑うんだよね」と答えた。何か哲学的な話題について話しているように聞こえるかもしれないが、今日大阪から訪ねて来てくれた漢方問屋のセールスが、自転…

命綱

その光景をガラス越しに目撃したとたん、僕は自分に決して頭に来ないように言い聞かせた。何故ならもっとも僕が嫌いな光景だから。ましてそれが薬局に薬の注文をとりに来るセールスの仕業としたら。 3台しかない薬局の前の駐車場は、薬局にとっては命綱だ。…

格言

僕が中心に使っているのは台湾の漢方薬だ。残念ながら日本のよりよく効く。煎じ薬に近いと思う。日本のものみたいに色々な添加物を入れていないからだと思う。そのメーカーのセールスが今日寄った。 当然彼は僕に商品を買わそうとして色々な情報をくれる・・…

扇風機

漢方薬を作っているときにいつもと違う空気の流れを感じていた。下の方から風が吹いて来る。見ると海の色をした背の高い扇風機が回っていた。今年の夏は特別暑いから妻が買ったのかと思いきや、玉野教会でもう必要なくなった古い扇風機を貰って帰ったらしい…

寛容

朝の6時頃からおもむろに漢方薬を作っているから、一体どのくらいの時間、毎日立てっているのだろうと思う。筋肉が痩せてきているのに、重力にあがないながら仕事をしなければならないので背筋が毎日悲鳴を上げている。そして1週間前についに立てれなくな…

苦行

「ありがたいことです」と小さな声で独り言を言うのが聞こえた。そう思ってくれることは僕にとっても「ありがたいことです」 僕は5年間音沙汰がない人はカルテを廃棄する。この女性も廃棄しているから5年い以上薬局に来なかった事になる。以前は隣町から、…

判断基準

都会にはないだろうが、田舎には放送塔と言うものがあって、緊急時の連絡に使われる。先日の迷走台風のときや、その前の豪雨の時にはしばしば緊急放送があり、気色の悪いサイレンの音にも驚かされた。 今日の放送は穏やかなものだった。明後日行われる恒例の…

尊厳

最近、醜い顔の人間が増えたと思わないだろうか。性根の悪さをそのまま顔にしたような人間が増えている。元々世襲の政治屋にその手が多いのは分かるが、アホノミクスを筆頭に、阿呆財務大臣、スカ官房長官、三階幹事長。そうこうしているうちに、アメフトの…