貢献

 なるほど合点がいった。テレビのつまらなさはもう限界に近いが、天気予報に関しては有用だ。今日もその天気予報から知識を貰った。何となく感じていた疑問の答えがいみじくも天気予報から飛び出してきた。
 恐らく皆さんのところも同じだと思うが、今年は圧倒的に蚊が少なかった。あのうるさい音に睡眠を妨げられたことはまだ一度もないし、刺されたこともない。さすがに夕方裏の駐車場に出ればやぶ蚊の音が耳元でしたりするが、そのひつこさは知れている。さっとその場所を移動すれば血を吸われる事もない。どうして今年はこんなに蚊が少ないのだろうと思っていたが、雨が少ないことが原因だろうと勝手に決めていた。水溜りが出来なくて、ぼうふらが湧かないのだろうと思っていたが、実際には我が家でも外においている金魚の水槽代わりの火鉢にも、水は常に蓄えられている。蚊が卵を産むところくらいいくらでもあるだろう。だけど素人にはそれ以外の理由を思い浮かべることは出来ない。ところが正にグッドタイミングでそのことが取り上げられた今朝の解説によると、蚊は35度以上になると活動がかなり制限されるそうだ。今年は全国的に猛暑日が多かったから、蚊も活動できなかったのだ。聞いてみれば単純な理由だが、教えられないと分からない。
 と言うことは、あのうるさい音に悩まされるのはこれからと言うことになる。耳元であの音を聞かされると、暑いのにフトンかぶり体全てを隠すか、キンチョールをとりに行くために寝床から起き上がるか、故意に顔に止まらせて自分の顔を叩くかしかない。至福の時間をたった一匹の蚊によって台無しにされるのは腹立たしい。猛暑日もあるところには貢献しているのだ。全てが悪なんてあるものではない。あのアホノミクス以外では。