2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

構図

さぞかし無念だったろうなと思う。込み上げてくるものがあったのだろう。 {東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応に当たるため、先月、内閣官房参与に任命された小佐古東大教授(放射線安全学)は29日、国会内で記者会見し、「政府の対応は法にのっ…

柴咲コウ

予告してこれ見よがしに行っていないから、彼女の映像はない。被災者が写したであろう写真があるだけだ。訪ねたのはボランティア過疎地だと言うからなかなかしっかりしているいる。 つい最近、織田裕二主演の「外交官黒田康作」と言う連続番組に婦人警察官役…

迫力

偶然見た映像に、福島県のお母さん達が役人にくってかかっている場面が映されていた。お母さん達の子供を守る迫力に比べれば、出張程度の認識しかない役人には緊張感はなかった。幾ばくかの討論をこなせば又安全で居心地の良い東京のオフィスに帰っていける…

震度6

どう見てもブログを読んだりするように見えないから安心して正直に書いていたのだが、何を間違ってか僕のブログを見つけて読んだらしい。運の悪いことに過去2回しか登場させていないのに、その1回を見つけて読んでしまった。その感想が「もうちょっと、格…

電文

「○○です。漢方、よろしくお願いします!仕事、毎日はいつくばって行ってます!! 」 まるで電文のように簡単明瞭だが、彼女の決意が良く表されている。せっかく手に入れた社会の一員としての立場だから手放してなるものかと必死なのだろう。この必死をいつま…

死火山

遠くから笑顔で挨拶をしてくれるのは例の歌手だ。3月8日のブログ「生け花」に登場する歌手だ。僕の居眠りを白状した文章が勝手に没にされたときの重要な登場人物だ。3日前にも挨拶をしたのだがどうやらその時は僕の文章をまだ読んでいないらしくてそれこ…

不完全

教会で御聖体(パン、キリストの身体)を頂くときに、僕の前に長身の青年?がいる。卒業してから僕は社会にやったくらいの感覚でいたのだが、いざこうして前後して列に並んでみるとさすがにいいものだ。10年ではきかない年月この様な関係になったことはな…

上から目線

「さすがですねえ」と褒めてもらったのだが、何となく上から目線だ。その言葉に悪意が全くないのは知っているし、ご主人の肩書きから言うとその様な言葉が自然に出ても仕方ないのかもしれないが、別に褒めてもらうようなことではなかった。ご主人の名前を言…

そこそこ

おはようございます、○○です。 ニュースで復興に向けて努力している方々を見るにつけ自分が同じ立場になった時もはたして同じように頑張れるか疑問に思います。と言いつつ一気に10℃も気温差があった先週の土日に風邪でダウンしたので同じ境遇に置かれたらお…

ご褒美

突然「足を洗ってもらいませんか?」と電話がかかってきたので、もうとっくに御法度の裏街道から足は洗っているのにと思いながらその意味を教えてもらった。ほとんど素人クリスチャンの僕だから、今日から3日間がキリストの復活に関してとても大切な日だっ…

口癖

「右と左では3.5cmくらい違うからな」と教えてくれたが「3.5cmではきかないのではないの?」と僕は正直に見たままの感想を言った。「それはそうかもしれんね、こんなに違うもんね」と長い方の足で立って、もう一方の足をぶらぶらさせた。逆に短い…

信用

「一体何年僕の漢方薬を飲んでいるの?」と思わず僕の方が聞いた。信用するにも程がある。過敏な心と内臓を治していたはずなのに、心だけ治りすぎたのかと一瞬思った。仕事関係であまりに落ち込んでいたから、「帰りの電車賃だけ持って牛窓に遊びにおいで」…

遺伝子

最初母に向かって言った時は何も思わなかったが、僕に同じ言葉を出した時は、こういう癖があるのだと分かった。悪意は全くなく、お喋り好きの遺伝子を備えているだけと言うのは良く分かる。 一周忌を迎える僕の叔母の姉妹だから母とは何になるのだろう。ただ…

木の葉

今度の震災で無限大の不幸を超えて多くの力強い言葉が生まれている。 その中で今のところ一番耳に残っている言葉は、名前は知らないが時々テレビで顔を見ていた一人の僧だ。僧と言うより小説家と言った方がわかりやすいのかもしれないが、僧であり小説家でも…

簡単

基準を都合良く変えるのは権力の常套手段だ。ついこの前まで平和に暮らしていた時に浴びてもいい放射線量を勝手に20倍にした。これを超えてはいけないと言う数字の20倍まで許すというのは、明らかに加害者を守るための変更だ。東電を守るためなら10年…

寝坊

中学生が部活動で登校して来る第一陣は毎朝7時頃だ。何の部か知らないけれどずいぶんと熱心なものだ。彼らに会うと不審者にでも勘違いされそうなので、それまでにはテニスコートから出ることにしている。今は夜が明けるのが早くなったから朝の6時半と言え…

風評被害

30kmより遠くから撮っていますと何故説明を付けないといけないのか良く分からないが、とにかくNHKが流している福島原発の映像で、今度爆発の光景を見たら風下300km以内の人は半日以内に脱出しなさいと言う小出裕章先生の解説は簡単明瞭でわかり…

指導

ある人を見送っていたら、向こうの方からゆっくりと歩いてくるみすぼらしい男性が見えた。すぐに誰だか分かったから近づいてくるのを待って薬局に招き入れた。朝のコーヒーを僕自身も飲んでいなかったし、彼がコーヒーを好きなことも知っているから丁度良い…

退散

何でこのタイミングでこんな記事が載るのだろうと思った。せっかく忘れようとしているのに又思い出してしまう。 ボブディランが念願の中国でのコンサートを開いたのだが、当局の検閲を受け入れて「時代は変わる」や「風に吹かれて」などの代表的なプロテスト…

表現

今日は薬局にやって来た方も、漢方薬を送っている方も含めて「何々が出来た」と言う表現が多く聞かれた日だった。今思い出しても6人の「出来た」が浮かぶ。選挙に行けた、自己紹介が出来た、旅行に行けた、姑に意見が言えた、看護を抜けて出られた、彼氏と…

不運

不運は1秒でやってくる。1秒もあればさっきまでの日常をいとも簡単に奪われる。これは震災の話ではない。何処にでも転がっている日常の中の一つの出来事だ。 今日見舞いに行ってきた方は機械操作のプロみたいな方だが、耕耘機がズボンを巻き込み畑を耕さず…

自費出版 最終

自費出版 第2弾(最終) 2011・4・10 下記の文章を教会報に投稿しましたが、掲載されませんでした。再読しても誰かを傷つけているようには思えませんでしたから図々しくお手元に届けます。 アベマリアとカレーライス カレーライスをお代わりするなん…

絶望

東日本の方には悪いけれど、この辺りで放射線についての話が出ることはほとんど無い。ヨウ素以外にも検出されるようになったが、危機感は西日本を通り越して韓国や中国、はてはインドの方が深刻だ。西日本人の寛大さか、勇気か、諦めか分からないが、今でも…

突然

それは突然だった。ほとんど不意打ちだった。「あつ、○○ちゃんだ!」テレビを見て叫べるくらいだからまだ僕も若い。いつまでも心は二十歳、身体は昔から米寿。このギャップに悩まされ続けている。 女子アナになるのが如何に難しいかを垣間見せてもらったおか…

慰め

印象に残っている事柄は何年もの間、頭の片隅にしまわれているものなのだ。僕が引き出したのか、本人が引き出したのか分からないが、突然に60年以上も前のことを想い出したらしい。常套句の「忘れもしないけれど・・」で始まったが、それは言わなくても分…

値上げ

パソコンに向かっている僕の背後に回って、ポップ用に置いてある魚の模型で僕の肩をぽんぽんと叩いて話しかけてきた。この瞬間、異国の人、年長者、薬剤師などの垣根が全部取り払われてくれたような気がした。 先週、金融機関の不手際で、彼女の仲間のお金が…

朝は鳥たちだけの時間がある。夜が白みはじめても人間がまだ眠りについている時間、鳥たちだけが支配する時間帯がある。早朝に出勤する車の音さえも遠慮気味だ。彼らが確実に支配している時間帯だ。自由があるのか、安全があるのか、はたまた満腹か、大いな…

重荷

さよならカソリック玉野教会 そうさ誰もが抱えきれない重荷背負ったとき 坂道を上り たどり着くとこがある ステンドグラスから零れる月の光が 十字架の上の いと高き方を包む 見よう見まねでひざまづいて 手を合わせ 見よう見まねで頭を垂れて 十字を切る 笑…

後付

科学者というのは警鐘を鳴らすのかと思っていたが、どうやら安全を安売りするのも仕事のうちらしい。スポンサーには強い態度がとれないマスコミの情けなさも目に余るが、二つがスクラムを組んでこられると、今まで危険の代名詞みたいに思っていた物まで、心…

寄り道

もう2年近く前になりますが、○大の医学生だった大学生の息子にお薬をいただき大変お世話になりました、○○市の○○です。突然学校に行けなくなった子どものことをよく聞いてくださり、漢方を送ってくださいました。その後本当におかげさまで大学に戻ることがで…