2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

逆転

こんな田舎だからそんな人は来ないだろうと思っていたが、注意喚起のFAXを薬剤師会からもらって1時間くらいで問題の人物らしき人が来た。 全国的に問題になっていて、薬剤師会からの注意喚起はもちろんのこと報道番組でも時々目にしていた。睡眠薬をはじ…

無防備

早く飛ぶことだけが唯一の武器のようなツバメが沢山、無防備にもテニスコートに降り立っている。地上では身を守る術がないだろうと思うが、僕がコートに入っても飛び立たない。周回コースでやっと接近したときに一斉に飛び立った。夏の太陽が朝から頑張って…

裏表

裏表があるのは人間だけかと思っていたら、木にもあるらしい。1年に1回、近所の大邸宅に庭木の剪定のためにやって来る職人さんが言っていた。いわゆる植木職人さんなのだろうか、毎年この時期に「暑い、暑い」と言いながら栄養ドリンクをのみにやってくる…

生き病

「腰が悪くなること程、辛い病気はないね、外を普通に歩いている人を見たら腹が立つ」と、さも当時を再現するかのように薬局の外を振り返った。残念ながらその時薬局の外を歩いている人がいなかったから、映画の回想シーンのようにはならなかったが、本人に…

一滴

その一言が出る人に脱帽。考えて出した言葉ではなく、何気なく出た言葉にその人の本質が現れている。そうした清流の一滴のような言葉に巡り会える幸運を実感する。 ある方に頼まれた景品は羽毛布団だから箱に入れられているにしても結構場所をとる。エスエス…

人並み

同世代の人に比べたらなんて運がいいのだろうと言うくらい健康に恵まれている。それなのに10年近くもパニック症状だけ抱えていて、一気に人並み以下の生活を余儀なくされている。1週間に一度近所のスーパーに買い物に連れて行ってもらうのが唯一の外出だ…

アンダルシア 女神の報復

ある青年への返信 弱音ばかりでもいいのではないですか。強がりばかりよりは嘘がなくていいでしょう。 僕も高校2年生で急転直下、青春の蟻地獄に堕ちた人間ですから、あなたが本来はポジティブで自意識過剰すぎるくらいだったというくだりが苦い思い出とし…

さりげなく

A)普段はお腹の調子悪くないですよ。今日も百貨店へ買い物しにいってました。 B)この前は迷惑電話に付き合って頂きありがとうございました!笑 同期が辞めてから何故だか、今までより仕事が楽しいというか、何より上司との関係が良くなりました!あれだ…

変化球

「絞め殺してやろうかと思う」と僕のいつもの指導より早く自分で言ったのが帰宅してからでも気になったのか、すぐに戻ってきた。そして入り口あたりで僕を手招きする。乗ってきた軽トラックの荷台には、カボチャとソーメンカボチャ?がいくつか積まれていた…

何気なく見ていた朝のテレビで面白い内容のものがあった。大阪のおばちゃんは飴のことをアメチャンと呼ぶらしいのだ。なんと6割くらいの人が飴ちゃん(アメチャン)とまるで人格を持っているかの如く呼んでいた。飴に親近感を持つようになり、実際に飴を携…

たたり

サンドイッチマンのコントではないがそれこそ「何を言っているのか分からない」状態だった。蚊に刺されて入院したって言うから、そのままの言葉の最後にクエッションマークを添えただけで返した。疑う僕に頼みもしないのにズボンの裾を上げて見せてくれたが…

海水浴場

自分の町なのにもう何年も来たことがないなと、砂浜を優しく洗う波の音に諭された。牛窓町には2つの海水浴場があって、一つは急に深くなっていて目の前に大きな島が見える。(牛窓海水浴場)もう一つは大きなな砂浜で、遠浅でずっと沖まで遮るものがない。…

騒動

「何か恨まれるようなことはなかったですか?」と尋ねられても思い当たる節はない。そもそも何でそんな質問をされなければならないかと思うし、まるでテレビ番組の刑事物を地で行くような質問に、まるでテレビ番組の刑事物を地で行くような答えを返した。「…

雨漏り

鉄筋コンクリートの家なのに泣かされることは多い。木造からこちらに替えたときにはその強いイメージばかりが印象の中に占めていたから、こんなにメンテナンスが必要になるとは思ってもみなかった。この種の事を世間では先入観というのだろう。どうも僕はこ…

一長一短

所変われば何とやらで、又一つ利口になった。 ブラジルでは小学校から留年があるらしい。昔のことですかと尋ねたら現代でもそうらしいから、徹底したものだ。ガキ大将でもさすがに留年すると恥ずかしいのか結構奮起して勉強するらしい。逆にその時点でドロッ…

砂場

池田小学校事件以来だろうか、学校が門を閉じているのが普通になったから、校内に入るのは気が引ける。いちいち許可を得て入るのも面倒だし、自分の仕事時間を費やしたくないこともあってこの2日間、早朝に町内の4つの学校を回って放射線量を測っている。 …

キジ

随分以前のことになるが、僕のバレーボールのチームにいた若い男性がおもしろおかしく言ったことがある。彼が住んでいる粟利郷と言うところは牛窓でも一番辺鄙なところにあるが、その事を自虐的に表現したのを、今朝車を運転しながら思い出した。 「岡山で邑…

祝詞

今年地区の役員が回ってきたおかげで、昨日部落にある神社の夏祈祷という儀式に出席した。初めての経験だ。何をするのか分からなかったが指定された時間に石段を登って10数人の役員と共に本殿に借りてきた猫のように鎮座ましました。本殿と言っても社自体…

温度差

我ら庶民と政治家の温度差に驚いた。大局的なものの見方が大切なのは分かるが、庶民の感覚も理解してほしいと思った。それと情報の質の圧倒的な差にも驚きを隠せなかった。 ある若手の国会議員がやって来たから、コーヒーでもてなしながら日頃感じていること…

癖だから抜けないのか、抜けないから癖なのか良く分からないが、繰り返すたびに一人苦笑いすることがある。 中学生から近眼だったから、集中すれば目をより見たいものに近づける癖がある。近くしか見えないから当然なのだが、老眼が出てきてからもつい同じ動…

「衰えかかる命を知るとは穴から空を覗くことさ、足を痛めた競馬の馬が小屋で死ぬのを待つようなものさ」若き日のボブディランはこの様に歌った。僕は今日この歌を思い出さずにはおれない人に薬を出した。2週間に一度大きな病院の処方せんを持って薬を取り…

理不尽

信じられないのと、信じないのとどれくらいの差があるのか知らないが、僕は明らかに後者だ。前者の人達の悲鳴がそろそろ聞こえ始めた。福島は色々なものを暴露したが、信じない人達にとっては当たり前のことだし、信じられない人にとっては青天の霹靂かもし…

原因不明

「もったいないなあ、もう少し続けていたら今頃は歩けていたかもしれないのに」僕が薬をもう少し飲めばよかったのにと言うのは珍しいと思う。体調が良くなれば薬を飲むのが面倒になり自然と遠ざかっていくのが一番良いくすりの止め方だと思っているから、僕…

気楽

単純に驚いているのか、間接的に少しは褒めてくれているのか分からないが、職業柄沢山の薬局を、それも漢方薬を扱っている薬局を見ているはずだから、その反応は僕には役に立つ。 昨日、漢方問屋の専務さんが薬局に来て雑談しているときのこと、ある感慨を口…

反比例

この差はなんだと思うけれど今更嘆いても仕方ない。誰もが通る道なのだから。ただせめてあの時代に、その幸運に気がついていればもう少しはまともな日々を送っただろうと、若干の後悔が鎌首を持ち上げる。 12時を回って寝ても、5時台に目が覚めてしまう。…

歓楽街

今日も僕は労働者。場末のシャッター通りで荷物を抱え階段を上り下り。今日も僕は労働者。真っ昼間には似合わない人達が時折行き来する中で、そんな人達を避けるように台車を黙々と押す。男も女も子供達までが何となく僕の普段とは異なる。出来れば見たくな…

胃散

単純といえば単純だし、たわいもないと言えばたわいもないし、気の毒と言えば気の毒だし、羨ましいと言えば羨ましいし。でもなんて言われようと今の僕にはそれしかないのだ。唯一の楽しみで、日曜日を指折り待っている。 まず夜の9時から「仁」を見て、11…

督促状

一体どの様な設備が整っていたらこんなことが出来るのだろう。見えない電話の向こうの世界に驚いたり恐怖感を味わったりする。 姉たちが母の家で未払いになっている保険の督促状を見つけて僕にことづけた。かの有名なアヒルが宣伝している保険会社の督促状で…

返信

焼き肉食べ放題というイベントに参加するかどうか迷っていた方に、是非自信を持って参加するように返信していたら、参加して楽しい時間を過ごすことが出来たと報告を頂いた。過敏性腸症候群の方にとって混雑をしているところで焼き肉をつつくということは結…

良くある話

世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は、携帯電話の頻繁な利用によって特定の脳腫瘍が引き起こされるリスクが高まる恐れがあるとの見解を示し、消費者に対し影響を最小限にとどめるための措置を講じるよう促した。一方、業界団…