残酷

 テレビを見ていて思わず声を上げてしまった。その一瞬の光景があまりにも残酷に見えたのには伏線がある。
 仕事を終えた後、漢方薬の分包機の水洗いをした。僕が使っている台湾の漢方薬は湿気やすいので、機械にくっついている微量の残渣もよく洗っておかないと、翌日までに湿気て、漢方薬が分包紙に落ちてこなくなる。今日沢山薬を作ったので漢方薬の残渣が機械にいつもより多めにくっついているように見えた。だから水ではなく熱湯の方に蛇口を回して洗っていた。ところがほんの一瞬洗うのを休んで再開したときに、熱湯を出していることを忘れてしまって、蛇口から出てくる熱湯に手をやってしまった。ほんの一瞬のことだったし、水道を使っている途中の出来事だったから、すぐに水で冷やして事なきを得たが、「危なかった」と言うのが率直なところだ。
 その後2階に上がり、夕食を食べたのだが、丁度牛窓の紹介番組をやっていた。最近できた、牛窓には珍しく、かなりの資本が入った娯楽施設だが、そこの売りが、釣り堀で釣ったばかりの「足長エビ?」「手長エビ?」をすぐさませんべいにしてくれるというものだ。1匹1500円だから1枚が1500円のせんべいと言うことになる。そして問題のシーンを見てしまったのだ。説明が下手で申し訳ないが、熱く焼かれた鉄板を上下で合わせると、さっきまでいけすで泳いでいたエビが、円盤のように超薄っぺらになるのだ。何度に焼かれた鉄板か分からないが、生きたエビを挟んで開けると一瞬のうちにせんべいになっていた。エビは一瞬のうちに大やけどして絶命したわけだ。
 さっき大やけどをするところだったのがフラッシュバックしたのもあるが、この年齢になると死が身近になって来て、たとえ食べ物になる生き物でも憐れに見えてくるのだ。命を「頂きます」と手を合わせるほどではないが、ずいぶんと居心地が悪くなる。殺され食べられる生き物たちに、自身を投影してしまうのだ。
 ガザでもウクライナでも、朝から晩まで生きた人間をせんべいにしている。あの二人を許すまじ。

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名回答

 漢方薬を作る時に、当然問診をするのだが、こちらが年齢を重ねるにしたがって、病気とは関係ないことも相談されることが増えた。新聞の人生相談みたいに名回答は出来ないが、それでその方の体調が良くなるのなら、薬剤師冥利に尽きる。
 一昨日関東地方の女性に、デパスと同じような効果が見込まれる漢方薬を作って送った。精神的に落ち着いて、筋肉の異常興奮が収まればいいのだが、デパスを飲むのには抵抗がある。こうした方はかなり多い。
 女性はどこで見たのか、「デパスを10年くらい飲んでいた人が、カメラに夢中になることによってデパス依存から脱出した人がいる」と教えてくれた。これは大いに示唆に富んでいる。デパスに限らず多くの精神病薬に共通するテーマを含んでいる。そこで僕は女性に助言した。「自分は病院が大好きなのだから、行くところ行くところで胃カメラを撮ってもらって胃カメラに夢中になったら!」
 また、最近大人の入り口に立った息子さんが、買い物に目覚めてお母さんの財布から少し抜いているらしい。それはさすがに将来のことを考えるとなるべく早く修正しておいた方がいいので「お母さんの財布から取らずに、お父さんの財布から取れ」と諭したらと助言した。
 これらの助言で、この家族に今以上の幸せが訪れるといいなと切に思うが、今僕が一番心配しているのは、あまりにも適した助言の連発で、大手新聞社から人生相談の回答者になってと依頼が殺到することだ。それだけは御免こうむりたい。

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免疫

度々、すみません。根本的に免疫を高める物、事はありますか?たぶん症状的には軽くすんでるんだろうと思いますがコロナはもうごめんです。15年くらい風邪は引いてなかったのに…

 

はい、それは多くのことが候補に上がると思います。データ的に示すことはできませんが、何十年も多くの人を見てきましたから、そして少しは知識も増えましたから、以下のようなことでいいのではないかと思います。
よく働く。仕事をすることが一番元気で長生きに貢献しているみたいですよ。その次は犬を飼うこと。猫ではだめです。雨の日も風の日も散歩に連れださないと駄目ですから、必然的にウォーキングが出来ます。それと犬は何より飼い主に忠実です。こんな存在はいません。
よく笑うこと。ただし悪し本新悲劇みたいに権力にすり寄るような笑いではだめです。
日常会話の中で笑いが取れるような会話をしてください。勿論取られる側でもいいですが。
人のために何かお役に立てれることをする。人様のお役に立てれるのは何といっても満足感があります。
睡眠時間を確保する。1時間余分に寝るだけでも違うと思います。
速攻でお役に立つものを紹介します。ユーチューブで「あたらし君」のブレインダイブというマジックを見てください。トリックがあるのでしょうが全く想像がつきません。永久に種明かしがされないことを祈るくらい興味深いです。人が驚く姿、笑う姿、良質ですから見ていて気持ちがいいです。
コロナにかかり免疫が落ちたのではと心配されていますが、コロナにかかりしっかりと免疫を付けたとも言えます。もしワクチンを打っていなければ最強のワクチンを接種したようなものです。いつかはかかって免疫を作っておくべきものですから良かったのではないですか?
ヤマト薬局

最悪な24時間テレビと日テレ。ジャニーズはゼロ!日本海テレビ元局長を書類送検 「24時間テレビ」寄付金など着服容疑。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊 - YouTube

完成

 犬あっち行けいのニュースで、フードバンクに食料が集まらないと報じていた。食料品の値段が上がったり、フードロスの機運の盛り上がりなどで寄付がずいぶんと減ったみたいだ。深刻な現場の声が伝えられていて、粗食だが、しかし決して飢えることのない自分の境遇が少しばかり申し訳ないような気分で見ていた。
 その次のニュースが、パリ汚輪に向かう選手の抱負などを伝える場面だった。充実しきった肉体と精神が画面から暑苦しいほど伝わって来る。喜びと期待に溢れる選手たちだが、夕食を食べながら偶然見てしまった僕は、「いったい彼ら彼女らの育成に一人何千万円使ったのだ?」と言う疑問を抱いた。
 片や食事を支援してもらわないと立ち行かない人たち。片や栄光を土産にすれば生涯が約束されるような人間。この差はいったい何なのだ。持って生まれた才能?その才能を結実させた努力?
 それでは、支援を受ける人には才能がないの?努力をしなかったの?賛美の声は届けられなくて当然?
 ニュースのネタに取り上げはするが、解決の一翼を担おうともしないアホコミ。矛盾に切り込もうともしないアホコミ。汚輪を使ってまたまた金儲け。一部の人間に富が集中するシステムはほぼ完成した。後は、飢えても何ら抵抗しない家畜化だ。これもまたほぼ完成に近いのか。

7/23(火)19:30 〜 LIVE○The News●米大統領選と日本/新幹線不通/能登/ジャニーズ/小林製薬… ハリス氏「女性初」なるか/自民裏金と、体操の喫煙【前川喜平、望月衣塑子、尾形聡彦】 - YouTube

自虐

 「せっかく県外の学校に出させてもらっているのに申し訳ない」
 まだ訪れたことのない四国のある県の青年が、岡山県の地方都市の学校に来て2年目。朝からの倦怠感とやる気がわいてこないことの2点で相談してくれた。同じ岡山県でも結構時間をかけてやってきてくれたが、見るからに、そして問診をしてみてもやはり好青年。僕の嘗ての青年象とは真反対だ。過去への罪滅ぼしの意味も含めて、心地よい日々を送ってもらえるように煎じ薬などを作って飲んでもらった。するとどちらも解決したみたいで、お礼のメールを頂いた。
 こんな時代に、こんなに純朴な青年がいるのか?いや、こんな時代だからこそこんな青年がいるのか?僕にはわからないが、まるで嘗ての僕、あるいは僕らと真反対だから、その幸運から脱落してほしくなかった。持っているもの、備わっているもので何も加工せずに好感を持たれるのだから、ことそこだけは変わらないで欲しい。
 親のことなど考えたこともないような僕が、逆の若者をお世話するのが皮肉ではない。逆だからこそ見えるものがあり、効果的な処方を見つけることが出来たのだと思う。
 クールな人間関係で得たものと失ったものを天秤にかけると、どうやら後者のような気もするが、そもそも失ったものの実態すら分からないのではないかと言う、自虐に行きつく。

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心配

 「キャー」という悲鳴を上げたから、遂に蛇が出たかと思ったが、ミミズだった。ただ、梅雨明けからそんなに日が経っていないから、草が生い茂っていたところはやはりまだ土が湿っていて、ミミズもまた濡れて光沢があった。見るからに気持ち悪いが悲鳴を上げるほどでもない。ただ、ちょっとしたジャングル状態になっているところを何のためらいもなく入っていって草を抜きはじめるのだから、意外なギャップにこちらは驚いた。
 いつもなら我が家の墓地に行くまで草に邪魔されるようなことはないのだが、今日は長く伸びすぎたササが、しわってトンネルを作っていた。だから中腰状態で我が家の墓地にたどり着いた。そこで目撃したのは未だかつて見たことがないくらい悲惨な状態だった。春に除草剤をまいていたのだが、梅雨を超したらもう手に負えない。いわゆる草ぼうぼう。北側の斜面からここもまたササが垂れ下がって、冒頭のように日が当たらないエリアを作っていた。
 だからすべて手作業で草を抜いたのだが、北側斜面辺りは抜く度にミミズだ出てきて、悲鳴になったのだ。どうしてここに猪が出ないのだろうと不思議だった。ミミズが大好物なのに。
 とんだ苦労をかけて申し訳ないが、彼女たちなくして我が家のお墓は管理できない。暑さにも負けずに黙々と本当によくしてくれる。どんなお礼をしたら喜んでくれるか、何かをしてもらうたびに考え込んでしまう。
 何はともあれ、熱中症で救急車を呼ぶ羽目にもならず、責任を果たせた。いみじくも一人が「ライネン ロクガツ カエル オトウサン ドウスル?」と言って、草を鎌で刈る格好をした。心配してくれている人が、ただの他人とは。それも外国人の。

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依存

 春から上がっていないから、恐らく草がぼうぼうだろう。春に除草剤を撒いてはいるが、梅雨を挟んでいるから期待は出来ない。
 上がると言う表現しか使えないのが我が家のお墓。膝や腰が悪い人ではまず登ろうとはしない急な坂。もう身内の何人もが、諦めている。
 僕が平生少しばかり楽しみを提供しているから、急かされているのがお墓掃除。梅雨明けを待ってすぐに連絡があった。「こんどのにちようび はか そうじ いく」
 有難い、有難い・・が、怖い。もはや体に水を貯蔵できなくなっている僕には、この暑さは恐怖だ。去年も、その前も、かなりの無理をしての同行だったのを身体が覚えている。坂を上るだけで息が切れるし、炎天下でほんの少し作業をしただけで、失神しそうになった。日本人は、まじめで潔癖な人が多いから、「もう少し」で墓穴を掘る。まさにお墓掃除中の熱中症は墓穴に直行だ。
 ドッグランの山側に100坪以上の土地が遊んでいるから、そこにお墓を移せば、身内の人にも喜んでもらえるから、少し調べてみたら、墓と100メートル以内の方の全員に同意を貰わなければならないそうだ。そんなもの一人も貰える訳がないからすぐに諦めたが、誰も参る人がいなくなるような所にあっても意味がない。
 祖父母や両親が住んでいた家、即ち、僕らが育った家は今芸術家に住んでもらっていて、有意義に使ってもらっているが、墓はさすがに借りても貰えないし、有意義に使ってもらう訳にもいかない。
 時間は途切れることなく流れているが、切り取ってみると、人の生き方、社会のありようなど大きく変化している。嘗て死守していたようなものが、今ではお荷物の代表。ベトナム人のお陰で、失ったものを疑似体験させてもらっているが、彼女たちも又駆け足で日本の変化に追いついてくる。何時まで彼女たちに依存できるのだろう。

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