猪退治

 ガサガサと言う表現ではとても伝わらない。ただ、あの時の音を文字で再現するのは難しい。とにかく脊中で聞いた音で僕はとっさに土砂崩れを思いついたのだから。山が崩れて大きな木を揺らしたのだと思った。
 振り返ると、1か所だけ葉をいっぱい蓄えた木が大きく揺れた。雑木林だから大きな木もあるが揺れていたのはそれほどでもない。3メートルから4メートルくらいのものだと思う。ただそれが大きく左右に揺れたから、相当の力で揺らしたはずだ。となると猪しか犯人はいない。僕が立っていたところは勿論フェンスの中だから安全なのだが、揺れた木と僕の距離が10メートルくらいしかなかったので、恐怖だった。葉っぱが擦れて音がするくらいあの大きな木を揺らしたのだから、よほど大きな猪だったのだろうと思っていた。いかにも夜行性のごとく行動する猪だから、午前7時ごろの出来事に、不意打ちを食らった感じがした。
 数日後の今朝、いつものように早朝ドッグランに草抜きに行くと、ドッグランを自由に使ってもらっている近所の方が大型犬を2匹放して、ご本人は草を抜いてくれていた。その方はドッグランと道を挟んですこしだけ小高い所に住んでいるが、数日前の夕方、正にお家の前で巨大猪に遭遇したらしい。大型犬の1匹、ドーベルマンが追って行ったらしいが、逃げ足は速かったそうだ。おそらく木を揺らしたと同じ猪だろう。あれだと200㎏はあるだろうと言っていたが、そこまで巨大な猪がいるのかどうかは知らない。
 この国では、猪退治、熊退治が喫緊の問題になってきている。政治屋は、そんなことではお友達の大企業を儲けさせることが出来ないから、関心を示さない。今は恐らくそうした恐怖を感じなくて済んでいる地域も、着実に向こうが近づいてくる。気がつけば周りを熊と猪とアジア人に囲まれているだろう。政治屋を少しでも早く変えなければ!外国人を入れるのに反対しているのは山本太郎しか知らない。

【前川喜平・ 馳知事 優先順位が狂っている/森元首相と親子のよう】(尾形×望月)3/19 LIVE ○The News ●スピンオフ - YouTube