常套句

 今朝落ち葉集めをしていた時に、二つの穴をフェンスの外側に見つけた。どう見ても人が掘った穴ではない。例の猪の仕業だ。
 掘られた場所は、ドッグランの少し山側に点在する家から、県道までの細い道だ。私有地だから誰も通り抜けないが、猪にはそのことは理解してもらえない。恐らく毎晩無断でその道を利用して県道まで出てきているのだろう。その挙句が中学校内での猪の出現だろう。猪でも近道をするんかい!
 薬局は毒物劇物を販売しているから、警察官が毎月のように立ち寄る。販売記録を取らなければならないから、購買した人全員の住所や名前を直筆で書いてもらい印鑑も貰っている。
 いつものようにやって来たから一つお願いをしてみた。「うちのドッグランのフェンスの傍を恐らく毎晩猪が通っているから、夜に待ち伏せして、拳銃で撃ち殺してくれん?けが人が出たら大変じゃから」と。すると警察官は「よっしゃ、わしが撃ち殺してやる」なんてことは言わずに「拳銃を打っても当たらんのじゃないかな、向かってこられたら。それよりも警棒の方がいいかもしれん」と、ジェスチャー交じりで答えた。その方が怖いわと思いながら、警察官の真面目ぶりに安心。
 商工会や観光協会の人などが市役所に、2,3年前に猪退治を申し込んだらしいが、今だ何の具体的な措置は講じられていない。金がないのかやる気がないのか「犠牲者が出ないと何もしないのでしょうね」と役員は語っていたが、猪退治ごときでもその常套句が出るか。
 そのうち田舎では夜間は武器を持って出歩かなければならなくなるかもしれない。2本足も4本足も、脳みその少ない物騒な奴がうろついている。

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