汚言症

 ○○症候群は小児の約100人に1人が罹患し、通常は幼少期に発症する。青年期になると脳の構造や機能の変化により患者の約3人に1人はチックが消失し、3人に1人はチックの制御に改善がみられる。しかし、残りの3分の1はチックがほとんどあるいはまったく改善せず、成人になっても持続するという。チックは咳払いやまばたきがよくみられるが、患者によっては同じ言葉を繰り返す、身体を回旋させる、まれに下品な言葉を口走る汚言症[おげんしょう]などの症状があり・・・・・  ○○症候群と言う言葉も初めてだったが、汚言症[おげんしょう]と言う言葉も初耳だ。汚言症なるものは○○症候群に特有ではない。テレビを見ていたらその症状の人間ばかりのように思えてくる。先日も元首相が都知事に出るという映像の後、辛いか甘いか知らないがそんな字が名前に付く大臣が得意顔で「殿 ご乱心」と言っていた。そんなコメントしかできない政治屋が、PTAかなにか貿易に関する交渉の前面に立っているというのだから、空恐ろしい。どんな人間の手先か知らないが、結果は所詮庶民泣かせだ。   やたら近隣諸国の嫌悪を煽る週刊誌もその汚言症の重症患者だ。売れるから汚い言葉を使う。もし単純に煽られた人間達が何かの罪を犯したら共犯で断罪されるのだろうか。経済のためならどんな汚いことでもする会社が、ますますはびこる。悪意に善良が無意識のうちに従う、そんな時代が来て悔しがってももう間に合わない。家族や財産を奪われ、やっと気がつく。そんな道連れは御免だ。