山の峰の向こうから黒煙がもくもくと上がり、消防自動車が薬局の前を勢いよく通り過ぎた。何となく僕にはその火元の家が分かった。あのお家でなければいいのにと思ったがやはり当たっていた。 実は昨日その家に妻が薬を届けた。主はストーブをつけっぱなしで…
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