料理教室

 もうこうなったら、犬でも猫でも人間でもいい。使ってくれればありがたい。牛窓の役に少しでも立てばなお有難い。
 ドッグランのショップで、今日発酵食品の料理教室があり、13人の方が参加してくれたみたいで、講師の先生たちを含めて15人が、ショップの中で料理や食事を楽しんでくれたみたいだ。時々薬局から覗いてみたが、デッキで何やらしている光景も見えて、やっと報われたような気がした。自慢の駐車場にも10数台が止まっていて、薬局に来た人も「今日は隣に人がいっぱいじゃが」と気が付いたみたいだ。
 先日来、カウンセリングの先生が使ってくれだし、9月からは指圧の先生が使うことになった。またほかの癒し系の先生も、ショップを見せて欲しいと連絡も入った。看板のないドッグランは、知名度全くなしの、幻のドッグラン。元から人間に使ってほしかった僕としてはやっと数年経って、希望が叶って来た。
 経済的にはほとんど貢献してもらえないが、今日の先生のように「きれいな景色の中で気持ちよかった」と言ってくれるだけで報われる。また何か企画してくれるみたいだが、若い力で、僕には縁遠い文化を発信してほしい。
 それにしても先生たちを含めて15人が窮屈な感じもなく食事を楽しめたらしいから、狭すぎると言う懸念は吹き飛んだ。大きな仕掛けをすることがいいと植え付けられた僕ら世代からは考えられないような小規模な営みにシフトした価値観が、少しずつ、本当に少しずつ理解できそうな気がする。

https://www.youtube.com/watch?v=JcwpwVbBytg