熱中症

 テレビや新聞の報道で、いかに多くの方がこの暑さの犠牲になっているか、毎日のように知らされるが、偶然「暑いから気を付けてね」と声をかけた相手が「昨日、うちの身内がお墓で熱中症で死んだ」とまるでニュースの切り抜きのような返事をした。
 僕としては、処方箋の内容と、彼が酒好きなのを知っていることから、偶然その話題を出しただけなのだが、まさか具体例に接するとは思わなかった。
 どのような場所にあったお墓か分からないが、彼が教えてくれた地名から推測すると平野部だから、山の中に入って行くと言うイメージではない。ただお墓はどちらかと言うと人里離れているから、自動販売機もなかったのかもしれない。それに毎日草取りに励んでいる僕の経験で、なかなか草抜きを打ち上げるのが難しい。手の届く範囲に草が見えてしまえば抜きたくなるのが「草抜き同好会」のメンバーの心情だ。余程ここまでと決めておかないと、なかなか終えることは難しい。
 僕もそうだが、スポーツの時に水を飲んだりするのはご法度の世界で育ったから、のどが渇く前に水を飲むなんてありえない。乾いた喉に大量の水を流し込むことによって潤すのが快感だ。少しずつ頻繁に飲むなんて、そんな上品なことはできないなどと、今の時代に粋がっている人がまだまだたくさんいるのではないか。
 身内の事故を教えてくれた彼も又、スポーツマンで、僕の考えに同意した。「のども乾いていないのに、水なんて飲めんわ!」と。
 僕らは明治、大正に近い昭和か?平成、令和に近い昭和か?言い換えれば、足を引っ張られた昭和か?足を引っ張っている昭和か?

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