車を返して、息子の家の駐車場からの帰り、久しぶりに中学校のテニスコートの傍を通ってみた。20年以上毎日朝晩テニスコートの中を何周も歩いていた。中学校の中を道路が走っているので、勝手に侵入したと言うより、通りすがると言うイメージでテニスコートにも入れるし、運動場にも入れるし、給食センターにも、体育館にも入れる。オープンと言えばオープンだが、牛窓の住民にとってはそのオープンは当たり前くらいのレベルで、公共のものと言うイメージもないと言うか持てないだろう。ただ、それでもって何か迷惑行為を働くと言うのはなく、田舎人の純情は保証されている。
 僕は勝手に10年くらい、大量の落ち葉が体育館の駐車場に一杯積もったのと、我が家の駐車場まで飛んできて積もったものを集めて焼いていたが、僕の前にもそれこそ何十年、勝手に掃除をしていた近所のおじいさんがいた。そのおじいさんの家は学校とは隣接していなかったが、犬の散歩で利用していたのだろうか、見ておれなかったのだと思う。
 昨日僕がそばを通ったのは、数日降り続いていた雨が上がった時間帯だった。テニスコートを一目見てまるで「沼」のように見えた。4面あるうちの3面、いやもうすべてと言ってもいいかもしれない範囲が、水面から水草が頭をのぞかせているように見えた。恐らく乾いた日なら草が生え放題の光景なのだろう。
 生徒の数が減って、4面使うことがなくなったのかもしれないが、せいぜい一面だけが使えそうな光景は、受け入れがたい。どうしてこんなに「「手を抜いているんだ」というのが僕の印象。手を抜かずに草を抜けだが、僕一人でコツコツとドッグランの草を抜いている作業経験から言うと、恐らく部員が1時間から2時間も頑張ればきれいになるに決まっている。
 いったい誰の感性が抜け落ちているのだろう。学校全体の管理者か、クラブの顧問か、生徒たちか。僕が歩いていた頃は僕の獣道が出来ていて、コートの周りは結構綺麗だった。コート内もこんなに草ぼうぼうではなかった。生徒たちに声をかけて綺麗にすることを楽しめばいいのに、何が抜け落ちているのだろう。とても簡単なことなのに。
 僕は当時、コートの中で集めた草を燃やしたかった。草が生えにくくなるから。さすがにそれはしなかったが、部外者でも不愉快になる光景に、腰を上げないのが不思議でならない。黒板には書けない授業があってもいいのに。

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