「苔 空き地」これで出てくるんかい!よほどみんな困っているのだろう。
 中学校のテニスコート4面のうち一面はもう全滅だ。過疎地の中学校の悲哀で使われないから、草は生えるし、たけのこは神出鬼没だし、苔は盛り立て役ではなくむしろ主役。
 雨が少なくて乾いていたら、さほど存在も目につかないし危険でもない。ところがいったん雨が降ると途端に存在感を増す。あたり一面と言ってもいいくらい膨張し黒いコートに変えてしまう。おまけに雪より滑りやすいから大変だ。
 もうずいぶんと長い間その光景を眺めていたが、このところの長雨でその存在感たるやヤバイくらいだ。そこで一体なんて言う苔なのだろうと思ってインターネットで調べてみると「イシクラゲの発生原因と駆除方法!庭に生えるワカメみたいな苔の対策とは?」と言う見出しに行きついた。なるほどうまくいったものでまさに「ワカメ」みたいなものだ。インターネットに詳しい人なら「苔 ワカメみたい」で検索するのだろうか。まあ、空き地からでも行きついたのだから、ネットの検索のしやすさに感謝だ。
 この検索には感謝だが「駆除方法」「対策」と言う表紙の文言が面白い。根っから迷惑そのものなのだ。それを楽しむような誘導はない。ただひたすら排除。人類共通の敵か。それなら汚部とかスカとかダイゴとかで検索しても駆除と言う表紙が出てくるのだろうか。それとも打ち首獄門か。

 

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