どうぞとばかりに夕方雨が止んだ。朝からの雨で土は十分すぎるくらい水を含み、いともたやすく草が抜ける。乾いた土ならいくら引っ張っても、葉っぱがちぎれるだけのような強者でも、いとも簡単に根をつけたまま観念する。こちらとしては、かなりの快感で、何日にもわたる攻防に決着をつける。
ただし、あまりにも広いから、結果的には焼け石に水レベルの成果なのだがやった感はある。腰との相談でいつもは区切りをつけるのだが、今日は１０分くらい頑張った時点で雨が降り出した。雨上がりに誘われ、雨降りで帰らされ、空模様に合わせる。塗れれば抜き、乾いたら焼き、空模様に合わせる。
手の届かない、力の及ばない人知を超えた力に身をゆだねる。
