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《#岸田やめろ》トレンド入り! 九州豪雨そっちのけで外遊…伊首相はサミットから急きょ帰国
《やっぱり、この人たちの頭の中はいつまでも赤坂自民亭のままなんだよ》
12日午後、ツイッターで、<#岸田やめろ>との言葉がトレンド入りした。福岡や佐賀、大分の3県で、豪雨被害により複数の死者や行方不明者が出ている状況の中、夫婦で外遊に出かけた岸田文雄首相(65)に対する怒りの声だった。
SNS上では、《何の連携強化でしょうか。日本はNATO加盟国ではありませんが…》《待て待て。今はNATO会議に出ている場合じゃない。被災者救済が先だろ》《豪雨災害は今や当たり前の時代。増税するなら防衛費ではなく、災害対策でしょって、外遊するなよ》などといった声が続出した。
そんな中で改めて称賛されていたのが、イタリアのメローニ首相(46)だ。
メローニ首相といえば今年5月、広島市で開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席していた最中、北部エミリア・ロマーニャ州で豪雨災害が発生したため、急きょ、滞在予定を切り上げて帰国。災害対策の陣頭指揮に当たったと報じられた。
《メローニ首相とは大違い。岸田さんは国民の生命財産よりも外遊なんだ》

 テレビ画面で報じられる災害現場、特に土砂崩れで住宅が押しつぶされたり、埋まっている画面は見るに堪えない。僕の家もそうだが、瀬戸内海沿いの小さな町は、山と海の狭い土地に家が建てられているから、同じような災害が起こっても不思議ではないのだ。「いつかわが身」で、本当は目をそらしたいはずなのに、テレビ画面を食い入るように見ている人は多いのではないか。
 安全地帯で暮らしている人など、そのような懸念を抱いたこともないから、恐怖を共有するのは難しい。僕がアメリカの巨大竜巻を恐れるのに似ている。テレビ画面からは風速1mの風も吹いてこないのだから、恐怖は迫っては来ない。
 災害然り 賃金然り 物価然り 感染症然り、何も下々の懸念を共有できない人間に、それもなん世代も権力を握らせていていいのか。僕らはあいつらの下部ではない。

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