大雪

 昼食時に見ていたワイドショウで、北陸の大雪による交通マヒの映像が流されていた。街中でインタビュー出来るような状態だから、閉じ込められた人たちに恐怖感はないだろうが、午後2時過ぎのインタビューで昨日の夕方から渋滞に巻き込まれて200mしか進んでいないと答えていた。と言うことは20時間で200メートル?どこかで僕が聞き間違いしていることを願う。もし僕が聞きとったのが事実なら、何で皆さんが耐えられているのかわからない水準だ。もしこれが戦場なら、発狂して塹壕から飛び出していくレベルではないだろうか。
 これだけの忍耐は、体力に裏付けられていないと無理だ。多くは働き手なのだろう。地元の人なら抜け道を知っているから家にはたどり着ける。大きなトラックが多いのは、遠路、届けなければならないと言う責任感からだと思う。
 こんな時には誰かを恨めば気も晴れるかもしれないが、お天道様では仕方がない。ただ、こんなことがしばしば起こり、将来も起ることが予想されるなら、雪を防ぐ簡単な透明の材質のトンネルを作ればいい。山を掘るのではなく、平地の路にまるで畑のトンネルのように作るのだから、そんなにはお金は必要ないだろう。防衛費の増額される分で北国の主要道は雪除け透明トンネルが網羅され、快適な車社会が冬でも維持される。
 ただ書き進めていたのに、我ながら結構いいことを思いついたと感心する。建設省に掛け合って、電通に接待攻勢してもらい、2世、3世議員に賄賂を渡し、大手ゼネコンに仕事を回し、裏金を数億円もらえるかもしれない。汚リンピックであれだけ汚い金を手にすることが出来るのだから、全国雪除けトンネル工事はその比ではない。
 以下の文のように、どれだけ庶民が懸命に職務を全うしようと思っても、2世3世の政治屋にとっては、不要不急だって。生活するために危険を冒しただけなのに。政権を転覆させるくらい庶民が怒ることを望む。そうしないと庶民が先に転覆してしまう。

 


岸田首相「不要不急の外出避けて」と大雪注意喚起に反発急拡大!《働くために外出している》
岸田首相は19日、今冬の「最強クラス」と言われる寒波の影響で大雪が見込まれるとして、新潟県などの住民に対し、「不要不急の外出は避け、気象情報や交通に関する情報に注意をするようお願いしたい」と注意喚起していたのだが、新潟県災害派遣要請などのニュースが報じられると、岸田首相の発言についてネット上で様々な意見が飛び交った。
《最強寒波の大雪と分かっていて遊びで外出する人はいませんよ。働かなければ食べていけないから出掛けているのです。それを分かっていますか岸田さん》
《大雪が降ろうが、大地震が起きようが、不景気であろうが、年間3000万円もの議員歳費がきちんと振り込まれる人には分からないだろう。国民は皆、必死で働いている。働くために外出しているんです。不要不急の外出は避けて、というのは簡単だが、それでは暮らせないんですよ》
《過去に例のない大雪や巨大台風など、世界的な異常気象が増えている中、国民の税金はこうした防災対策に使うべきではありませんか。防衛増税ではなく防災増税なら、国民は納得するし、理解もすると思いますよ》
反対世論を聞かず、軍拡化に向けて舵を切った岸田首相に対する国民の視線は厳しいようだ。昨秋の自民党総裁選で「聞く力」を懸命にアピールしていた際に見せていた「岸田ノート」には今、何が書かれているのだろうか。