知識

 北海道の方にとっては、当たり前すぎるくらい当たり前だったから、その女性も軽く「いない」と言われたのだろうが、それがにわかには信じられないくらい、この辺りにはうじゃうじゃいる。夜間だと建物から10メートルも離れていない所で土を掘り返す。とても人間ではできないような穴の掘り方で、猪の仕業とわかる。
 僕が北海道に猪がいないことを疑っているように思ったのか妻がインターネットで調べてくれた。その手があったかと思ったが、そこまで僕もこだわってはいなかったのだろう。ただ、猪が実際にいないと言う事実は、結構衝撃的で、その理由も興味深かった。
 冬眠しない猪は冬の寒さが耐えられないらしい。あんなに筋肉質だから、何とかなりそうだが、毛皮のコートも安物なのだろう。また足が短いから雪に埋まり、行動できないとも書かれている。
 北限が宮城県から新潟県辺りらしいから、それより北の県は猪の害についての話題などでないだろう。
 何気ない漢方薬からの話で、こんな知識を得た。何になるだろうと言うレベルの知識でも随分と楽しい。知識を得て快楽ホルモンでも出てくれれば僕ももう少し勤勉な学生時代を送れたと思うが、何せこと知識に関しては無欲なのだから如何ともしがたい。

 

 

岸田首相一族が首相公邸で大ハシャギ 「階段寝そべり」写真と翔太郎秘書官の「閣僚
 岸田文雄首相の長男で首相秘書官を務める岸田翔太郎氏(32)が、親戚一同とともに昨年末に首相公邸で忘年会を開き、その際、賓客を招く公的なスペースなどで写真撮影に興じていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。
「この日は、岸田家の親戚あわせて10人以上が首相公邸に集まり、忘年会が開かれたそうです。現在、岸田首相は公邸で、翔太郎氏と2人で暮らしている。ご一行にとっては“親戚の家に遊びに来た”というノリだったのでしょう」親戚の気安さゆえか、赤じゅうたんの敷かれた階段に寝そべっている写真や、新閣僚がズラリとひな壇に並ぶ様子を模した写真もあるなど、やりたい放題の様子がうかがえる。「寝そべっている男性は、岸田首相の甥で翔太郎氏の従兄弟にあたるA氏です。A氏の父親は岸田首相の3歳下の実弟で、外国人の国内労働を支援する『フィールジャパンwith K』代表取締役の武雄氏。母親はスナック菓子で知られる『湖池屋』創業者の長女と、“華麗なる一族”の家系です。
 翔太郎氏といえば、これまでも外遊時の公用車を使用しての土産購入や観光疑惑が国会で問題視され、公私の別のなさや脇の甘さが指摘されてきた。ひな壇写真でも首相の位置に立ち、今回の騒動でも中心人物なのは明らかだ。
「“公邸見学”の域を大幅に超えており、常識的には考えられません」
 首相公邸はただの“親戚の家”ではない。
 政治アナリストの伊藤惇夫氏が呆れる。
「首相が公邸に客を呼ぶことはありますが、あくまで職務に関わる話をするため。公邸で宴会なんて聞いたことがない。撮影された写真は“公邸見学”の域を大幅に超えており、常識的には考えられません」