駐車場

 駐車場を貸してくださいと言って建設会社の方が手土産を持ってきた。駐車場は、田舎の薬局が必要とする何倍も車を止めることが出来る広さだから、当然快諾した。この1か月で2度目のことだ。2回とも屋根瓦を張り替える作業のために車を何台か置かせてほしいと言うものだった。県道沿いで2軒とも駐車場がないお家だから、薬局の駐車場を使わなければ交通妨害も甚だしいだろう。
 2軒目のお家は大屋根を含めてすべての瓦を替えるらしいから、数日かかると言っていた。そのせいか手土産がとても高級品で、滅多に口にしないような洋菓子だった。僕のイメージではタオルくらいに思っていたので、つい本音が出てしまった。「こんなのが貰えるんだったら、毎日工事をして!」
 さて、道路の向こう側30メートルくらい離れているお家の工事だから、工事現場がよく見える。ほとんど顔を露出しない格好でヘルメットをかぶり、大屋根の上で太陽に照らされて作業を数人でしている。時折下に降りて日陰で休んでいるが、僕なら10分も持たないような環境で黙々と働いている。見ていて感動もの、いや、感謝もの。こうした光景は本当に美しい。
 統一教会を賛美する馬鹿政治屋どもに見てほしいが、奴らには何の気持ちの変化も起らないだろう。どうせ金もくれない、票もくれないただの生き物にしか見えないだろうから。
 ある人たちは知恵で生きていき、ある人たちは額に汗して生きていく。そのどちらにも僕たちは支えられていて、生かされている。そのどちらにも等しく感謝と畏敬を示さなければならない。

 

【山本太郎】国葬は自腹でやればいい。自民と統一教会と創価学会で仲良くやればいいんじゃないの?(れいわ新選組 記者会見) - YouTube