花火大会

 岡山県で花火大会をこの夏するのはひょっとしたら牛窓だけ?幸か不幸かあまり花火には興味がないので、あの混雑の中に身を置くことはなかった。僕は二十歳代で花火は卒業している。
 昨夜コロナを理由に中止していた花火大会が再開された。出店もイベントもなく、ただひたすら30分間上げ続けるらしい。予算もかなり倹約気味だったが、市の補助を受けながらも地元の企業や商店が寄付している。僕は春と秋の祭りのほうに期待されているのか運よく花火で寄付を頼まれることはないが、寄付に応じた人達の気概が夜空に輝く大輪の花を咲かせている。
 始まる前も、終わってからも薬局の前は大渋滞だった。会場から徒歩で帰ってきたベトナム人たちを邑久駅まで送らなければならないのに、駐車場から車を渋滞の列に出すこともできないくらいだったから、薬局の中でお茶を飲みながら30分くらい雑談をした。
 やっと何とか割り込めるくらいになったから、列に加わったが想像以上に動かなかった。そこで地元の人間にしか分からないような山道を抜けて送ったのだが、途中ブルーラインと言って、バイパスの上り口付近で再び渋滞に遭遇した。そこで目撃したのは、ほとんどの車が東の方向、備前市兵庫県の赤穂方面に帰って行ったことだ。ひょっとしたら、岡山市より備前の方から来た方が多かったのかもしれない。確かにバイパスを使えば東からは簡単に来ることが出来る。
 恐らく、牛窓で行われるイベントでここまで人を集められるものは他にないだろう。海辺の町と言う利点を生かして、海の上で花火は炸裂するが、きれいだし安全だしで、こんな田舎町でも遠くから人を集めるイベントが何十年も続けられている。今思えば、世話好きの父などが始めたイベントだと思う。僕が10代のころには見ていたからもう半世紀以上だ。若い時には年に一度同級生が集まる機会でもあった。そう、こんなこともほとんど何十年も忘れていた。
 花火の音がガラス窓の向こうで響く中、僕はユーチューブを見ていた。興味がないとはこんなことかと我ながらおぞましいが、地元の業者の方の踏ん張りは、なぜか心に迫ってきた。車列が絶えることなく田舎の県道を埋め尽くした時間こそが踏ん張った方たちの成果の表れ。感謝の言葉が沢山届いているのだろうか。それとも海面に落ちる前に消えてしまう記憶でしかないのか。

 

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