残暑

 福島の方からの漢方薬の注文メールに「まだまだ残暑が厳しいですが、朝晩と涼しく過ごしやすい毎日になってきました。今のような時期が一番良いですね。」と言う件があった。
 東京から東に行ったことがない僕には、具体的なイメージは描けないのだが、これだけの文章で秋がすぐそこまで来ているのを感じた。特に東北だから、秋の到来は瀬戸内などよりかなり早く、より鮮明なのではないかと勝手に想像した。それは秋の向こうに控えている冬が、景色まで一転させるようなものだからではないか。この辺りの冬だったら、気温以上にそれを感じさせるものはない。多くは気温で冬の到来に気が付き、気温で冬の終わりを知る。
 そのメールを読んでからすぐに調剤に取り掛かかり、湿度を確かめた。僕が使う漢方薬のエキスは台湾のものが多いから、日本のものほど添加物が多くない。エキスが煎じ薬に限りなく近いように作られているのだが、その分湿気に弱い。余程湿気対策をしないと、機械で分包できない。ところが今日の湿度はなんと47%。いつからこの40%台に逢っていないだろう。6月に入ったころにはおそらく40%台は消えていたのではないか。この湿度だと、湿気に対して何の工夫も必要ない。仕事がずいぶんとはかどる。
 何故かどんな相談でも同じ回答が出てくる理論家が乱舞する現代の漢方の世界で、湿気を気にする薬局などほとんど絶滅危惧種ではないか。戦後、物がない時代に薬局の中で材料から作っていた父の唯一の遺産(薬局製造業)をひつこく守っている。父方の祖父が鉄工所、母方は大工。器用さは受け継げなかったが、職人気質の片りんぐらいは受け継いでしまったのかもしれない。ただそれに対して後悔はない。


れいわ山本太郎代表 自民党の旧統一教会との関係性調査を酷評「茶番はやめろ」
 統一地方選の候補者発表についての会見だったが、取材陣からの質問は自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係についてのものに。山本太郎代表(47)は、自民党議員と旧統一教会の関係性調査について「それで終わりってことにしようとしている。あくまで点検をお願いするという方向性で、大々的な調査で徹底的に洗い出す、膿(うみ)を出すという姿勢ではない」と批判した。
 続けて「旧統一教会と一体になって、自分たちの権力を維持してきた者たちが内部で調査します、検討しますということで、膿なんか出せるわけないんですよ。泥棒に泥棒を調査させますか?詐欺師に詐欺師を調査させますか?同じ詐欺グループの中の者たちで、そんなことしません」と語気を強めた。
 政治が旧統一教会にどれだけ侵食されてきたかを点検できるのは、国会だけだと訴える山本代表は「政治との癒着がどこまであったのかということを過去にさかのぼりながら検証していき、膿を出して断ち切っていく姿勢を示さないといけないのが政権与党の役割。実際に一番根深く行ってきた者たちの反省の姿」とし、それができていないとして「茶番はやめろと言いたいですね」と酷評した。
 ヒートアップした山本代表だったが「統一地方選の流れの話をしていたのに、いきなり統一教会をぶっ込んできた。統一つながりではあるんですけど、もう一度、統一地方選に戻らせていただきたい」と軌道修正。会場の笑いを誘っていた。
 27日の安倍晋三元首相の国葬については、党として「出席しません。法的根拠のないものをごり押ししようとしている。閣議決定だけで国会を形骸化させるようなことは、絶対に許しちゃいけない」と明言。「当初から申し上げている通り、自民党統一教会の合同葬でやって」とした。

 

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