診断書

 なかなかいいシステムだと思った。患者さんにとっても、僕にとっても。
 今日、漢方薬をお嬢さんの代理で取りに来られたお母さんが教えてくれた。時々体調不良に陥り漢方薬でお世話するお子さんが、久しぶりにストレスで悩んでいるらしい。
 会社の規定で、3日以上休む時には医師の診断書が必要ならしい。ただ、心療内科的なトラブルだから、その手の看板をあげているところに行くのは敷居が高い。そこでお嬢さんが考えたのは、オンライン診療。若いからそんなことは簡単だろう。関東の病院をインターネットで調べて受診したのだが、「10分くらいで2階から降りてきた」と言うくらい予想通り簡単だったらしい。この10分と言うのは診察時間で、2階の自分の部屋で診察?を受けたってことだ。
 症状を話したら、1か月くらい休養したほうがいいと言うことで診断書を書いてくれたそうだ。診断書はどうするのと尋ねると、紙で郵送もできるしメールで送ることもできるそうだ。なんて簡単なんだろうと感心すると「あんな診察なら私にでも出来そう」とお母さんが言った。僕は診断書をメールで送ってくれることについて言った「簡単」だったのだが、お母さんの「簡単」は別のことを意味しているみたいだった。
 ただし、お母さんにとっても、お嬢さんにとっても歓迎すべきことで、治すのは漢方薬でともともと決めていたので、診断書だけが手に入れば好都合だ。まさに願ったりの展開。コロナのおかげで向こうから転がり込んだような制度だ。
 結局お母さんから頂いた情報で煎じ薬を作ったが、漢方薬が効いてくれればすべて丸く収まる。
 ルーズか便利かわからないが、時代は勝手に流れていく。

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