勝手

 僕のところには毎冬、と言うより1年中に近いが、自家製剤の風邪薬を取りにくる方が多い。もう30年以上前から作っている風邪薬だ。これを気に入っている方はほとんど病院にも行かず、自分で治している。インフルエンザもこの風邪薬とある特殊な栄養剤で勝手に治している人も多い。
 恐らくコロナも同じ処方で効くだろうから、怪しいと思ったらみなさん飲んでいるみたいだ。早めに飲めば早く効くから、いつもの年のように風邪だろうがコロナだろうが同じように対処しているだけだろう。
 ただコロナと診断されれば、或いは濃厚接触者と特定されれば、行動を滅茶苦茶制限されるから、勝手に治してしまうほうが得策だ。市中にあまり潜んでいない時期なら隔離も意味はあるが、今みたいに溢れかえっている時には何の意味もないだろう。発表される感染者の10倍から100倍は実際にはいるだろうと言われるのだから、買い物などに出かければ、どこに行っても周囲はウイルスだらけだ。
 かつては風邪くらいで休むなと言われ、いまは風邪くらいで検査を受けて来いと言われ、「どうせいゆうんじゃ!」

 

 

アラフィフ世代の所得が25年で200万円減の衝撃!日本を貧しい国にした2人

間違いなく元凶のひとり(C)日刊ゲンダイ© 日刊ゲンダイDIGITAL 間違いなく元凶のひとり(C)日刊ゲンダイ
「今さら」とはいえ、この国の貧しい現状を改めて痛感する。3日の経済財政諮問会議で、内閣府が衝撃データを提出した。35歳から54歳の「働き盛り」世帯の所得がナント、100万円以上も減っていたのだ。
内閣府バブル崩壊後の1994年と2019年の世帯所得を年代別で比べた。調査結果によれば94年と比べ19年は世帯所得の中央値が、35~44歳で569万円から465万円と104万円減。45~54歳は697万円から513万円と実に184万円も減少した。
45~54歳は所得1000万円以上の世帯が約17%から約8%に半減。逆に200万円以下の世帯は3倍近く増えている。この25年間で共働き世帯の割合は上昇。しかし、夫婦2人で稼いでも94年の所得には追いついていないのだ。
内閣府は「就職氷河期世代の賃金上昇カーブが緩やかになっていること」や、「非正規雇用や単身世帯の増加」などが原因と分析するが、日本人を貧しくした元凶はハッキリしている。
この間、約3分の1もの期間で政権を担った安倍元首相と、01年発足の小泉政権構造改革路線を主導したパソナ竹中平蔵会長である。アベノミクス構造改革に共通する新自由主義の「強い者はより強く、弱い者はより弱く」という弱肉強食路線が、徹底的に日本を貧しくしたのだ。
失われた“アラフィフ”世代は、安倍元首相や竹中氏らに「オレたちの200万円を返せ!」と叫ぶしかないのか。

 

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