評価

 今日息子と少しの時間一緒にいたので、ストレートに「仕事は楽しい?」と尋ねてみた。僕が漢方薬をお作りしている人によく使うフレーズだ。別に嫌がって働いているようには見えなかったが、本人の評価はどうなのか知りたかった。
 すると「楽しい」と即答で帰って来た。その後「最近は」という一言を付け加えたから、ずっとそうだったのではないみたいだが、過去楽しかったよりははるかに安心だ。イメージからしたら老人が多い地域みたいだが、なぜか子供がよく来るらしい。幼い子供は言葉を話せないなどの壁があり、苦手な人が多いみたいだが、数をこなせば慣れるみたいで、成長を見守るのも楽しいと、僕が想像できなかったような理由も教えてくれた。
 昭和の人間にとって、よく働くことは、それも楽しくよく働くことは悪いことではない。ひと月万冊の安富先生などに言わせれば、この「よく」は必要ないみたいで「楽しく」があればそれだけでいいらしいが、僕らはまだ「よく働く」でないと自分を肯定できない。
 休日に仕事をしているのを見たこともないし、それどころか自然の中で過ごすことを趣味にしているから、「よく」は僕の基準には達していないが、「楽しく」あたりで手打ちをして、みすみす望まれぬおせっかいで嫌われることもない。

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