冬至

 僕だけではないと思うが、日が早く暮れるのは好まない。明るいからこそできるものの多くがしづらくなる。
 出来ないものの筆頭は、夜間の運転だろうか。年齢とともに夜間視力の衰えをしみじみ感じるから、とにかく日が暮れてからの運転は怖い。緊張感マックスでハンドルを握るから疲れもかなりのものになる。傷つけてはいけない、傷ついてはいけないで、良い条件の下でないと安心して運転できない。
 仕事の流れもそうだ。暗くなると自然と仕事の終了を感じるが、冬はそれからが長い。仕事が好きだから、如何にも終わってからの労働のようなのは気合が入らない。緊張感を持続したまま終えたい。ところが早く暗くなると、残業みたいな感覚になり緊張感を保つのに苦労する。
 もし日が長ければドッグランに行って、数十分ウォーキングが出来る。朝と夜に分けて歩くようにしているが今の季節はどうしても時間が半分になってしまう。猪と遭遇覚悟では歩けない。どうやっても勝てそうにないし、逃げ切れそうにもないから。
 最近のカレンダーが皆そうなのかどうかわからないが、我が家のカレンダーには冬至と言う表記がない。大安とか友引とかは書いてあるのに、季節の転換点は書いていない。だから冬至がいつだったのか定かではないが、恐らくもう過ぎているのだろう。なぜなら西の山の端にうっすら夕焼けが午後5時半現在で残っていたから。僕にとっては活動期の始まりで希望だ。

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