なるほど専門家はこのことを言っていたのか。今日運転していてふと先日メガネを受け取ったときの会話を思い出した。
 遠近のメガネの縁が壊れたのでメガネ屋さんに持って行ったとき、出来上がるまで2週間くらいかかるから、その間のメガネが必要だろうと言うことでもう一つ作ることにした。同じ遠近のメガネを作るのはなんだかもったいない気がしたので、中近のメガネを作ることにした。車を運転するとき以外は遠くを見ることはないから、中近のほうが実用的だろうと思ったのも大きな理由だ。 
 ところが中近のメガネを渡されるときに「法律違反ではないのですが、中近は運転には不向きですから、時に夜間は運転しないようにしてください」と言われた。確かに、数年前に運転中に目が疲れて仕方なかったので遠近を作ったのだが、もうそんなことは忘れていた。
 ところが最近、運転をしていると後ろ首が凝って、吐き気がするようになった。特に夜など数分車を走らせればもうそうなってしまう。僕は疲れやすくなったなと言う単純な理由をつけてその体調を無視していたが、今日その原因に思い当たった。「ああ、メガネだ。そういえばメガネ屋さんが運転をしないでと言っていた」
 確かに見えにくいから必死で前方を見つめている。目を凝らせば焦点が合うが、自然にしていると何となくぼやけてしまう。だから僕は必死で目の筋肉を緊張させ、視界を確保している。まさに懸命に力んでいる。まるで、バーベルを降ろしてもよいと言ってもらえず、ずっと持ち上げている重量挙げの選手みたいだ。
 さすが専門家だ。こうなることを経験的に知っているのだ。それにしても人間の身体ってよくできている。どこかを補おうとして無理したところが傷んでくる。まさに自然の営みと同じことだ。この不自然な人間の中にも、まだ自然は残っているのだろう。

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