便利

 オリンピックのマラソンでメダルをとった有森さんではないけれど、自分を褒めてあげたい。
 僕の和太鼓おたくの始まりは、偶然備中温羅太鼓を街角で聴いたからだ。以来20数年、物理的に聴けるチャンスがあれば、ありとあらゆる和太鼓のコンサートを聴きに行っている。
 和太鼓フェスティバルが11月の26日に総社市民会館で行われると、備中温羅太鼓の世話人塩尻さんから葉書を頂いた。チケットを手に入れるには、総社市民会館に行くか総社市のハッピータウンと言う大型スーパーに行くか、チケットぴあで手に入れるかだ。総社市まで行くのはさほど苦ではないが、近くのコンビニで手に入るのだから不合理だ。以前一度だけコンビニでチケットを買ったことがあるが、その時は、僕の漢方薬を飲んでいる女性がセブンイレブンの店長だったので、彼女に手ほどきしてもらって買った。
 ところが、彼女が辞めたので、今日は自力で買わなければならなかった。どうせ手間取るに違いないから、なるべく流行っていないコンビニを狙い、後ろに人が並ばれないように気を付けた。失礼な話だが、牛窓に一番近いセブンイレブンが一番人が入っていないと感じていたから、その店を選んだ。こんな所に出店してやって行けるのかと、他人事ながら危惧していた場所だから、狙い通り店内には3人くらいしか客がいなかった。これでゆっくり操作できると安堵した。昨夜インターネットで予行演習をした甲斐があって、スムーズに操作出来た。これならもう何度でも大丈夫。田舎のハンディーが、いやいや機械音痴のハンディーが一つなくなった。
 引換券を持ってレジに行くと、僕と同世代の女性店員さん?あるいはオーナー?が応対してくれた。僕はここまでの作業を何ら滞り無くやってのけたのに、店員さんが慣れていなくて戸惑い、若い店員さんに助けてもらいながらチケットを発券してくれた。それを見て僕は勝ち誇ったように言った「ゆっくりでいいですよ、便利は不便だから」と。

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