圧巻

 圧巻と言う言葉は、こう言った時に使えばいいのかな。  今日、総社市で「和太鼓フェスティバル2017」と言うのが行われた。8チームが出たのだが、僕のお目当ては備中温羅太鼓とGONNAだ。県内では圧倒的な実力を誇っている備中温羅太鼓でも、プロの前だと、少し評価が落ちる。果たしてプロと競演するのがいいのか悪いのか、僕自身も迷う。それだけ今日GONNAの2番目の曲「迎え風」が素晴らしかった。太鼓が素晴らしいものであるために一番重要な条件は曲そのものの質によることが最近よくわかったので、「迎え風」の曲がまずよかったと言っておかなければならない。そして次が太鼓を打つ実力だ。力の限りの迫力と精密さの両立が人の心を打たないはずがない。それまでおとなしかった聴衆は一気に安全弁の栓を抜いた。  もうひとつ、ファンとして書かせてもらうのが、備中温羅太鼓の「小さな雨」と言う曲だ。10年以上色々な太鼓を聴き続けているが、あの曲のリズムは初めて耳にするものだった。種類の異なるいくつかの太鼓が、まるで小川が流れるようにリズムを刻んだ。和太鼓の音を聞きながら僕は西洋の景色を思い浮かべた。大袈裟に言えば革新的な曲だと思った。あれは定番の曲にして欲しい。それこそ作品の素晴らしさと、演者の技量で出来上がった曲だから。  今日はローカル和太鼓評論家。  

この場を借りて・・・12月13日は人間ドックに行きます。当日は不在のため漢方相談は出来ません。御配慮ください。