薬剤師国家試験

 「こりゃあ、解けん!よく薬剤師の免許が取れたもんだ」と我ながら罪悪感を込めて驚く。
 つい最近、今年の薬剤師国家試験の一部を薬局向けの情報誌で見た。興味本位で解いてみようと思ったのだが、1問も解けなかった。
 嘗ての、当然知っておくべき様な問題はなく、今の薬剤師ってこんなことを大学で勉強しているのかと初めて見るようなものばかりだった。まるで薬剤師の仕事ではないような内容が多かった。よくこれで皆さん合格するものだと感心する。なるほどこれだけのものを詰め込もうとすれば6年制に移行するのもうなづける。ただし当時の貧弱な内容ですら、4年制の大学を5年かかって卒業した僕だから、まず9年くらいはかかりそうだ。と言うよりそれ以前にリタイアしているだろう。パチンコ 学生運動 フォークソング 読書 アルバイト 麻雀、授業。時間を費やした順に書くとこうだったのだから。
 半世紀前ならこれでも薬剤師になれた。今の学生たちには申し訳ない。ホラエモンが言っていた「それだけ時間と金を費やして資格を取る費用対効果を考えないのか」と。あの人間は好きではないが、なかなか正しいことを言う。多くの方が懸命に色々な資格を取っていることに対する皮肉だが、的を射ている。ただ僕の場合、薬剤師免許は価値があったと思う。なぜなら時間もお金もかけていないので費用対効果は抜群だ。ひょっとしたら生き方としては時代の先端を走っていたのかな。

 

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