一念発起

 一念発起してやっと今日、農地を正式に譲っていただいた。譲ってくださった方が、僕から代金が振り込まれたことを電話で知らせてくれたのだが、その時の言葉が「こんなことは経験ないので、どのような言葉を使ってお礼を言えばいいのかわかりませんが・・・・」と切り出してくれた。この最初の口上で、行政書士に不可能とまで言われたことが可能に転じたすべての経緯が、祝福されたものであったことを証明している。お礼を言うのは当然僕なのだから。
 農地の名義人である奥さんと、ご主人の人柄に大いに助けられ、不慣れなお願いや交渉がスムーズにいくことができた。あとはお二人の親切に負けないくらい、牛窓の方や漢方薬や処方箋調剤のために訪ねてきてくれる方々のお役に立てれるように、心休まる空間を作らなければならない。
 実際僕が中心になってかかわるのは今日までで、後は娘が采配を振るうが、少しの希望は僕も持っている。その希望が娘に採用されるか却下されるかわからないが、人生の最後が、少しは楽しくなるようにしてみたい。
 そのためには、僕がこの20年間、ベトナム人を連れて出かけて行った理由(イベント)を、その場で再現すればいいのだ。空間的にも設備的にも、経費的にもかなりの縮小型にはなるだろうが。

 

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