恩恵

 偶然隣り合った男性たちが話しているのが聞こえたのだが、仕事の関係先の業者のことを心配していた。何の職業かまではわからなかったが、お得意さんに宿泊業が多いらしくて、コロナによる影響を心配していた。倒産するところも出てくるのではないかと心配していたから、中国人などをあまり目撃しない岡山県でも例外ではないんだと思った。
 その男性たちはベンツから降りてきたから、かなりの成功者たちなのだろう。お子さんが休校を利用して塾で勉強できると喜んでいるみたいだ。差をつけることができるチャンスととらえているみたいだ。経済的に恵まれている家庭と、逆に収入が減るだろう家庭とではこうしたハプニングの時には被るものが大いに異なるというか、むしろ真逆になる可能性が高い。
 コロナの対策会議で汚部は10分くらいで退席するらしい。アホコミのカメラに最初だけ撮らして後は食事に行くらしい。やったふりを暴露するどころか、先棒を担ぐのだから、アホコミよ、もう存在するなと言いたい。
 多くのプロスポーツが無観客になっているみたいだ。一振り何十万円のバカみたいな金を稼ぐやつを応援する必要はない。冷静になればわかるだろう。彼らのわずか一振りを稼ぐのに、庶民なら数か月働かなければならないことの理不尽が。コロナがくれる恩恵があるとしたら、汚部を許さないことと、国民が卑屈から自らを開放することだ。