真逆

 ほとんど毎日のように送られてくる医療情報メールで、次のようなタイトルを見つけると、さすがにクリックして見たくなる。「最も長生きに効果があると報告されたスポーツは?」
 お医者さんを中心に読まれている今日の情報は、以下のようなものだった。
デンマークで9千人弱を対象とし、25年間追跡したコホート観察研究。余暇に楽しむスポーツと全死亡との関連を調べている1)。
運動しない群に比べ、テニスを嗜む群は平均寿命が平均9.7年長かったと言われている。その他の運動については以下のとおりである。
延命のためには高強度の間欠的運動のほうがより効果的であることや、集団で行う種目、心理社会的な交流がある運動のほうが効果的である可能性が示唆される。
ガイドラインなどにこだわらず、動脈硬化性疾患予防のためには中強度の運動、延命のためには高強度の間欠的運動と、患者の希望やライフスタイルに合わせて使い分けるのが良いだろう。
また、同様に上記余暇のスポーツを嗜む時間と死亡リスクとの関連も評価しており、2.6~4.5時間/週のスポーツ活動が最もリスクが低いと報告している3)。
テニス 9.7年 バトミントン 6.2年  サッカー 4.7年  サイクリング 3.7年 水泳 3.4年  ジョギング 3.2年 自重による体操 3.1年 ジムによるフィットネス 1,5年」
 まとめると、個人種目ではなく皆でがやがやとやるスポーツで、走ったり止まったりを繰り返す、結構しんどいスポーツとなる。それを週に1回か2回するといい。
 受験などでスポーツをしてこなかったひ弱な青年は、昼はタバコを吸いながらパチンコ、夜はタバコを吸いながら麻雀、そんな暗黒の6年間を不健康に暮らした。牛窓に帰ってから、毎週2時間以上、げらげら笑いながら結構ハードにバレーボールを続けた。年下の社会人チームの選手を相手に、30年間続けた。思えば一番健康的な期間だった。ほとんど仕事漬けで、有意義で楽しい時期だった。
 55歳くらいで腰を痛めて断念し、そこから健康とはかけ離れた生活に陥り、体力の貯金は使い果たし、ほとんど赤字状態だ。今やっているのは、「ただ一人黙々と、ゆっくり歩き続け、息の一つも切れない。」理想とは真逆の運動?だ。ただし、長生きが全てだとは思っていないので、テニスはしない。

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