夕方と言ってもほぼ暗くなっている時間、妻がドッグランで用事を済ませて帰って来て教えてくれた。なんとショップのデッキを大きな犬が数往復し、そのあと妻の車の窓に手を当てのぞき込むようにしたらしい。いくら犬好きの妻でもさすがに怖くて車からは出られなかったらしい。
犬はその後ドッグランから出て、薬局の中を覗き込むようにして悠々と警察のほうに歩いて行ったらしい。道で会う人はさすがに後ずさっていたみたいだ。
この犬は、ドッグランの上の方に住んでいる夫婦が飼っている２匹の大型犬の片割れで、ワイマール憲法と同じような名前の犬種だ。何度もドッグランで遊んだことがあるから地理はよく知っているはずだが、家から逃げ出してきたのだろう。もう一方のドーベルマンだったら騒然となっているが、このワイマール憲法は結構優しい顔をしている。だから恐怖までとはいかないだろうが、それでも犬が苦手な人は、怖いだろう。
飼い主の電話番号が分かったから、すぐに連絡した。鍵はかけているはずなのにと言われたが、娘は嘗てやはりワイマール君を保護した経験があると言っていたから、鍵の扱いは分かっているのだろう。
飼い主は急いで帰ると恐縮がっていたが、それから１時間後に電話があり、なんと警察にワイマール憲法を引き取りに行ったらしい。警察のほうに歩いて行ったのは妻が見ているが、ワイマール憲法が自首をしたとは考えられないので、誰かが通報したのだろう。
とにかく誰も傷つけていなくてよかった。温厚そうだからあまり心配はしなかったが、暗いから交通事故に合っていたかもしれないし、事故を誘発した可能性もある。何もなかったことが何よりだ。少しの冒険を楽しんだのだろうが、ひょっとしたらドッグランで遊びたかったのかもしれない。以前娘が保護したときは「おいで、おいで」とドッグランに導き鍵を閉めたら楽しそうに飼い主が来るまで走り回っていたらしいから。
ドッグランを見下ろせる高台、距離にして５０メートルくらいの所に住んでいるのだから、「遊びてえ！」と毎日思いながら暮らしているのかもしれない。
飼うとは、自由を奪い、命を守ること。犬や猫はそれでいいのだろうか。言葉が分かるならぜひ聞いてみたいものだ。
暴露！石川県馳知事が発言。東京五輪誘致ワイロ攻勢。「必ず勝ち取れ。カネはいくらでも出す。官房機密費もあるから」と当時の安倍首相。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊 - YouTube
