9月

  第九にフェリーにうどんが揃えば、僕にとっては極上の休日だ。その3拍子に今日は一つ良いことが重なった。
 恐らく現在、瀬戸内国際芸術祭が行われているのだろう。高松午後6時発のフェリーで帰路に就いたのだが、直島から来たその船に乗ろうと乗客が狭いタラップから下りてくるのを見ていると、多くの人が、待ち受けている老スタッフに会釈をしていた。恐らくお礼を言っているのだと思うが、口を動かしている人も沢山いた。
 途中から多くの人が会釈をするからいったいどのくらいの確率で、挨拶がされているのだろうと意識して見てみた。単なる印象でしかないが、6割くらいの人が挨拶をしていたように思う。当初地元の人かなと思ったが、滅多に見たことがないくらいの大勢の客だったから、ほとんどの乗客が芸術祭目当ての人だろう。
 アジア人は見分けがつかないからどのくらいいたのか分からないが、芸術祭には白人がなぜか多い。それも結構年配の人が多い。
 所謂「今の若者が・・・」と言われる世代の人がとても高い確率で頭を下げていたのとは別に、40歳以上の日本人男女と外国人は、そんな素振りをほとんど見せなかった。
 いったい、何様のつもりなんだと思わずにはおれなかった。日本人は、取るに足らない肩書がそうさせているのか、外国人は円安で人間の価値さえ安いと思っているのか、いずれにせよ若者世代に完全に軍配は上がる。
 第九を見た後だから、僕の感性が研ぎ澄まされたのか、とても素晴らしい発見をした。若者に対する評価を上げ、壮年世代の評価を下げなければならない。9月の第九のプレゼントだ。

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