真実味

 大きな声でゆっくりと話すから、その上けっこう女性にしては低音だから、患っている病気の痛みがこちらには伝わってきにくい。職業柄想像は出来るが、果たして何分の一、いや何十分の一くらいしか想像できていないのではと、申し訳なく思う。 
 漢方薬で少しでも楽になっていただけないかと、自分の非力を嘆くばかりだが、少しでも楽になっていただくべく、たわいもない会話も心掛け、せめて僕と話している瞬間だけでも痛みが軽減しないか目論んでいる。
 先日お互いの意見が一致したことがある。僕が田んぼを売って遊びまくるように提案したときのこと、値上げラッシュのことに話が飛んだ。以前から僕が腹立たしく思い、不愉快極まりないことを話すと、話が盛り上がった。
 ワイドショーと言う奴で、アホがひな壇に一杯並ぶ番組が多い。出ているのは御用弁護士か、御用学者か、頭がタラントか、悪し本の芸人かぐらいで、1回出演すれ恐らく普通の人が手にする月給の何倍も貰っている奴らが、卵が何十円上がった、食用油が何十円上がったとか、まるで巷の市民みたいなことをしたり顔で言い「大変ですよ」などと、思ってもいないことを口にする。その欺瞞に僕はついて行けないし怒りを覚える。言う奴がいれば言わす奴もいるのかもしれないが、とにかくお前たちは口にするなと怒り心頭だ。
 全国的に有名な先生に診てもらうために、中国地方から東京まで行かなければならない。生活費を切り詰めて交通費に回さなければならない。そうした人たちの金銭感覚を代弁するな。「気の毒です」と情けを掛けるほうが真実味がある。いやいや「哀れ!」でもいいか。
 奴らの存在そのものが、フェイク。

【不倫と女】内閣改造不発!支持率上がらず・・・世襲不倫女性閣僚に、「女性らしい感性」を発揮するしろと、岸田首相の意味不明発言。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube