逆転

 日曜日でも、偶然漢方薬の注文が集中することがある。今日がその日だったみたいで、猛暑でどうせ外出できないので丁度良かった。
 途中で冷たいコーヒーが欲しくなり、片道50メートルくらいの自動販売機まで歩いたが、それでも太陽は容赦なく皮膚を指す。
 猛暑はまるで害悪のように放送で取り上げられるが、今日ちょっとだけそれを利用した。と言うのは午後4時ごろにクロネコの集荷に全部が間に合ったので、ホッとしているところにメールで注文が入り、月曜日着でお願いしたいと書いていた。僕はほんの少し前にもうこれ以上漢方薬を作ることはないだろうと思い、分包機の部品を水洗いしていたのだ。普段は仕事が終わってから洗い、タオルの上において乾かすのだが、翌朝でも水滴がついていて、それをふき取る作業が必須だ。
 ところが今日4時に洗って、いつものように乾くのを待っていたら今日中に発送できない。そこで気が付いたのが太陽の力を借りること。水道できれいに洗ってから、太陽が当たる所に置いた。煎じ薬を作ったり、発送の事務を先にして、できるだけ粉薬の分包機の使用を先延ばしした。しかし、クロネコヤマトまで持って行かないといけないから、1時間くらいして部品を取りに外に出た。するとまったくどこにも湿り気がないように光っていた。
 なんてエネルギーだろうと、素人ながらに感心する。普段は急いで乾燥させるために、ドライヤーを多用するのだが、そんなものは比べ物にならないくらい乾かせてくれた。いわば地球全体に熱風を送るドライヤーだから、小さな部品などお手の物だ。
 さしあたってそれ以外にこの猛暑を利用する方法は思いつかないが、冷静に受け入れないと逆転の発想も出来なくなる。

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