啖呵

 今日はさすがに仕事は出来ないと諦めていたが、家に帰って少し休んでから、ひと月万冊を聴きながら、数人の漢方薬を作って発送した。
 閑散とした医院を後にしようと外に出てみると、入口の所に行列が出来ていた。どうして入ってこないのだろう、午後の診察を休日診療でもこんなに利用するのかと思って注意してみてみると、大きな字で1から10までの数字が壁に貼られていて、。その数字の前に一人ずつ並んでいた。
 午後の診察を待っているのかと思いきや、なんとコロナワクチンの接種の希望者だった。ということは外で打つの?いやいやそんなことはない。医院の中では順番に並ぶのが難しいの?
 理由は分からなかったが、僕の脳裏に浮かんだのは「まだワクチンを打つ人がいるの?」だった。あれだけ多くの人が実際に感染し、それも何回か複数回感染した強者もいて、その周りには何倍もの感染はしているが発症しない元気な人がいて、またその周りには・・・と追跡していけばかなりの人がもうコロナウイルスには触れているだろう。というか、触れていない人の方が圧倒的に少ないだろう。
 感染しても発症しないが理想だが、感染しても大した症状ではなかったがその次、まあしんどかったけれどしっかり免疫はつけさせてもらったがその次、そしてその後が、ワクチン打ちまくりだろう。僕の家族や、漢方薬をよく利用してくれる人たちでワクチンを打っていない人が多いから、今日のようなワクチンを打つ現場を見たのは初めてだ。
 人それぞれでもちろんいいのだが、僕自身は打たなくてよかったとつくづく思う。血液検査で唯一悪玉コレステロールが基準から外れていて、医師が薬を出しましょうかと言ってくれたが、筋トレで来年までに治してきますと断った。かっこつけて啖呵を切ったのだから、明日からルーティーンに筋トレを付け加える。

大野原龍王太鼓 - YouTube