苦手

 僕が牛窓に帰ってきたころの話だから、もう40数年前のことだが、当時珍しかった漢方のお医者さんが岡山市におられて、ある患者さんを紹介したことがある。
 牛窓に帰って5年くらいは僕は漢方薬を扱っていなかった。と言うより知識がなかったから、覚えていないが、漢方の先生と言う噂に、何かを期待して紹介したのだと思う。後にも先にも一度だけの紹介なのだが、律儀にその医院からは隔月機関紙が送られてくる。先生の随筆や漢方薬の知識などで、主に患者さん向けだ。先生もかなり高齢になられていると思うが、まだまだ一線で頑張られているのだろうか。
 昨日届いた機関紙に興味深い情報が載っていた。目新しいものではないが、先生が根拠とされている情報だと言うのが興味深かった。おそらく患者さんにもその情報を用いて教育されているのだと思う。
 日本医療データセンターと言う会社らしいが、1400万人の患者のデータを持っている。その中で今年の2月までにコロナを理由に入院した人を分析した結果が、以下だ。
コロナを理由に入院した方は7373人   0.05%
集中治療室に入った重症患者 185人   0.0000132%
重症化リスク  糖尿病薬を飲んでいる人  3.4倍
        肥満(BMI25以上)  1.8倍
        喫煙           1.6倍
        高血圧の薬を飲んでいる人 1.6倍

蛇足だが、薬を飲んでいるから糖尿とか高血圧と補足できているだけで、決して薬を飲んでいるからと言う意味ではなく、飲んでいない人はもっと危険だ。もう一つ、医学的な重症とわが身の重症はエライ違う。わが身だったら39度の熱が出て倦怠感や関節痛でも重症。まして酸素吸入レベルだともう覚悟のレベル。
このビッグデータで分かることは、よほどのことでないと感染しないと言うことと、感染してもやはり無症状や軽症の人が多いと言うこと。現在の感染者のほとんどは家庭内感染か老人施設や病院らしいから、その気になれば防ぐことはできると思う。毎年ワクチンなんて話も出てきているが、インフルエンザでもこんなに過剰に反応しなかったのに「なんでじゃあ!」
 大勢に流されて人と同じことをしていれば安心だけれど、そうした生き方を苦手としているから、無理なく普通に過ごして「知らない間にコロナにかかっていた」状態になりたい。さもないと「コロナで入院した」なんてことになると多くの人を喜ばせることになるから。

 

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