横着

 まだ3日目なのに、心は雨を待っている。情けないと言うか横着と言うか。
 ドッグランの北側は、手つかずの状態で荒れ地と化していたが、日曜日にベトナム人7人が正に開墾してくれた。小型耕運機と4本爪の鍬と鎌と熊手を駆使して、それはそれは見事に耕作地に変えてくれた。
 3つの山になるくらい草を刈ってくれ、手で土の塊を壊せるくらい耕してくれ、畝を作り、ひまわりの種を丁寧にまき、仕上げに水をやってくれた。まさに至れり尽くせり。僕は作業を見守りながら焼却機で枯草を燃やしていた。
 教会でいただいたヒマワリの種を何とか有効に使いたいと思ったが、花を育てた経験など皆無だからどうしたらいいのかさっぱり分からない。インターネットで予習をし、なんとなく手はずだけは頭に入れていたが、作業1分後には、すべて彼女らに委ねた。僕のにわか仕込みの知識など何の役にも立たない。経験則で阿吽の呼吸で進む作業は見ていて気持ちがよく、ほとんど尊敬の眼差しだったのではないか。この光景を、日本人の若者が登場する絵でいつも見ていたい。
 月曜日から僕の作業になった水やりは、段々畑を2段上がるだけのものだが、大型のジョウロは結構重くて、腰を気遣いながらの朝のお勤めだ。肝心の肥料を敷くのを忘れたから、どのくらい期待していいのか分からないが、せめて教会で種をくださった人の気持には応えたいと思う。

祝!山本太郎への懲罰なし。小沢一郎は野党どうしの選挙協力を広げたがるが、国を滅ぼす岸田の少子化対策を問い直せ。作家・今一生。一月万冊 - YouTube