権威

 病院と薬局を転々としている。悪意があるのではないから、哀れではあるが、その思い込みさえなければ、そんな無駄な行動から解放されるのに。ただ、誰にとっても
思い込みから解放されるのは難しい。
 とても微量の薬剤を調剤しなければならない方。あまりにも繊細過ぎて、先生も薬の量を決めるのに困るだろう。猫にやるくらいの量でも敏感に感じ取って、良く効くとか、薬のせいで胸が痛くなるとかを訴える。
 当然そのほとんどの変化が薬のせいではないことは医療従事者なら簡単にわかる。本人の日常の単なる変化でしかないのだが、すべてが薬のせいだと「思い込んでいる」
 だから信頼している人間以外が調剤したら、効かないどころか副作用?が起こりしんどくなる。そのほとんどが胸が痛いと言う副作用なのだが。
 胸の訴えを聞いて僕なら「そんなの肋間神経痛じゃ!」と言えるのだが、どこの薬局に行っても若い薬剤師ばかりだから、患者に遠慮してしまう。薬剤師どころか医者も最近とても優しくて容易に患者に同調し、言うがままに従っている。だから欲しい薬を、診断権を無視して希望したりする。
 別に威張ることはないが、せめて権威だけは保っていて欲しい。

れいわ新選組が大躍進の裏側と今後の展望を発表 - YouTube