こりゃあ勝てんわ！相手にならん。鳥取県に完敗。
スーパーだったら５円取られそうな大きなビニール袋に、４分の一に切られた西瓜を息子が持ってきてくれた。４分の一に切られていても随分と大きくて、もとはどれくらいあるのだろうとつい想像してしまった。梅雨時期のどぶ掃除の朝持ってきてくれたのだが、食べたのは午後３時ごろ。
お昼過ぎから、隣のドッグランで枯草を焼却炉で間欠的に燃やしていた。暑くてたまらないから、少し作業をしては薬局に戻り、クーラーで体を冷やしてまた出かけていくというのを繰り返していた。えらそうに繰り返したと書いてしまったが、２，３回繰り返しただけで、熱射病かどうかわからないが、口の渇きと倦怠感、それになんとなくの気分の悪さに襲われていた。
そんなときに思い出したのが息子が朝くれた西瓜だ。患者さんが鳥取のスイカだと言ってくれたらしい。冷蔵庫の中にしまってあったから、包丁で切ってひとかけらずつ食べては出かけて行った。スイカは甘くて冷たくて、棚が全くなかったからか、種も凄く少なくて、何よりもきれいだった。美味しいと大きいと綺麗がそろっていたら他に何の条件が必要なのか分からない。そんなに西瓜が好きで好きでたまらないタイプではないが、食べて心は満たされ、体は冷やされ、魔法のように暑さでやられた体を回復させてくれた。
牛窓もこの辺りではよいスイカが取れることで有名だが、正直鳥取県には負けた。先月だったと思うがニュースで、鳥取県の農協がスイカの出発式をしているのをみた。大きなトラックによる初出荷を見送るシーンだったが、何を大げさにという僕の印象は撤回。こんなに美味しくて大きな西瓜を作ってくれた鳥取県に感謝。
