横着

 ドッグパークの正面に、大きな木を一本植えるらしい。細かい石で作った紋様のあるサークルの中心で、いわば施設の顔になる所だ。
 ところが工事が進んでいるのにいつまでたってもそこに木が植えられない。娘が設計士さんから聞いたところによると、木を植えるには時期があって、木が活動を停止している時が適しているらしい。木が盛んに活動している時には根付かなくて、枯れてしまうことがあるらしい。
 素人には初耳だが、その分野分野で、知識は積み上げられてきているんだと、今更ながら感動。
 ところが昨日になって設計士さんが「見つかりました、見つかりました」と嬉しそうに娘に報告してくれた。秋以降になる予定だった植樹が、すぐにでもできるらしい。今の時期にどんな木がどこで横着を決めていたのか興味あるところだが、とりあえず間の抜けたオープンになることは避けられるみたいだ。
 道で会う人、一人一人にお礼を言いたくなるような日々が続く。

 

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