日本は、日本人は何で稼いでいるのだろう？その報告を見て単純に疑問がわいた。そんなに多くの人が肉体を使わず楽して儲けているのか。
世界保健機構の調査によると、座りっぱなしの生活をしている人は人口の６５．３％もいるそうだ。となると、体を動かして働いている人は、農業や漁業、工場労働者、建築現場で働いている人などを含めても３分の１くらいしかいない。人間に例えるとずいぶんと頭でっかちだ。足腰の弱い、まるでぬいぐるみの世界だ。それが正常だとはとても思えない。
実際に１日１０時間以上座っている人は、１日４時間以下の人よりも病気になるリスクが４０％高くなり、１日６時間以上座っている人は３時間以内の人より早死にしやすいデータがあるらしい。
世界の座りっぱなし時間競争によると日本は断トツ一番で、４２０分。３位のノルウェーが３３０分、８位のスウェーデンが３００分、１３位のアメリカが２５０分、２０位のポルトガルが１５０分。
何をしてもこの国は偏るのが好きだ。みんなが同じ方向を向きたがる。いや向かないと不安なのかな。原発もコロナも、お上に安全と言って貰わなければ落ち着かない。判断を自分でして責任を持つのが苦手なのだろう。
座りっぱなしのきれいな仕事にあこがれて、命を縮め、まるで部品の交換のように取り換えられる。誰かにとっては便利な国民性だ。いくつもの支流が大河に流れ込み、無数の単なる水の分子で終わる。
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