便利

 昨日僕はあることでデビューした。
 税理士の先生から、ある手続きのために必ず必要と言うことで、訳もわからず作ったのが(作らされたのが)楽天カードなるもの。何のために必要なのか、何に使えるのかもわからないまま2年間手つかずだった。作った当時先生が「持ち歩かずにしまっておいてください」と忠告してくださっていたから、僕も紛失を恐れて大切にしまっていた。
 ところが最近になって先生が「ポイントがもうだいぶたまっているから使われた方がいいですよ」と助言してくれた。ポイントの意味が分からなかったが、結局はお金がたまったのだろう。物によってはその有効期限があるみたいで、もったいないので僕も使うタイミングを計っていた。
 昨日ついにその時が来た。買いたいものは数万円の品。マニアックなものだから店舗は混雑していない。だから店員さんに教えてもらいながらカードで買い物ができると見込んだのだ。
 案の定、訪ねた店舗は閑散としていた。楽天カードが使えることはレジ付近をうろうろして確かめた。そこで「カード初使用だから教えてね!」と滅茶苦茶ハードルを下げてから、おもむろにカード決済に臨んだ。
 娘が暗証カードの番号を覚えておくように忠告してくれていたので、それを伝えようとしたら、笑って遮られ、自分でレジみたいなものを打たされた。出てきたのがレシート2枚だった。僕はポイントと言うものが何円分たまっているのかわからなかったから、「何円追加すればいいですか?」と尋ねると、全部払えているらしい。税理士の先生は「コンビニで結構なものが買えますよ」と教えてくれたから。ポイントは数万円分もたまっていないはずだ。だけど追加料金はいらないと言われて「ラッキー」と言って会計を済ませたが、なぜだか今でもわからない。不安だから何回か「足らないお金は払いますよ」と言ったのだが、その必要はないらしい。
 まったくお金に触ることなく数万円の買い物ができる。「こりゃあ、みんな無駄遣いするわ。お金に触らんのじゃから」率直な僕の意見だ。
 親切に応対してくれた男性の傍で若い店員女性が終始笑っていた。これで味を占めるのか、これを最後にするのかは決めかねるが、少なくともこの程度で「便利」だとは思わなかった。

 

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