本来なら、毎年一度東京で開かれる勉強会が、コロナのせいで昨年に引き続き今年もリモートでの開催になった。新幹線での往復代が浮くのだから大歓迎だ。実際に参加して、経費と時間を費やしたほどの果実を得られないことがしばしばだから、リモートだと実害はない。もちろん、道中の旅の楽しみはすべて消えるが。
今日も「行ってなくてよかった」に属するものだったが、一つだけ今日のテーマの痴呆に関して「僕も始まっているのか？」という警告を得られたので皆さんに紹介する。
講師が誰もが知っている「お正月」と言う唱歌を、歌ってくださいと言うので先生に合わせて歌詞を見ながら歌った。薬局の中で一人だから歌えるが、これが東京の会場だったら僕は歌っていないかもしれない。皆さんも一人だから声を出して歌ってみてください。とくにもう若くはない方は是非・・・
もういくつねるとおしょうがつ
おしょうがつにはたこあげて
こまをわましてあそびましょう
はやくこいこいおしょうがうつ
どうでしょう。何十年ぶりに歌って、上手に歌えたでしょうか。不思議なもので、小学生の時に覚えた唱歌ってほとんど忘れていない。ほかの知識はかなり忘れているのに、楽しい？耳で聞いて覚えられる？などなど要因はあるだろうが、水泳と同じで忘れていないことに驚く。
さて皆さんは、ひらがなで書いた歌詞の中の２つの間違いに歌いながら気が付いたでしょうか？僕は一つしか気が付かなかった。これこそが痴呆の始まりで、思い込みのなせる業らしい。変化に気が付かず、思い込みだけでしか暮らせていないってことみたいだ。
もっともこの国の２５％人間は、痔見ん党や金平糖に投票するのだから、痴呆花盛りだ。
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