なるほど面白い視点だ。さすがに「ひと月万冊」。
衆議院選挙が行われるからその種のネタで毎日、色々な方の話が聞けるが、今日面白い視点を動画の中で教えてもらった。
与党と野党という色分けは珍しくもなく、漠然と与党は痔見ん党、金平糖、異新の会、最近では酷民民主党あたりもそれに近づいている。それに対して野党は、立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組あたりを頭に浮かべる。
ところがひと月万冊で導かれている最近の概念は、本当の野党は無党派層だというのだ。確かに無党派層は割合で言うと痔見ん党の支持者に次ぐ圧倒的人数なのだ。野党の合計をしても遠く及ばない。彼らをまとめれば、とてつもない勢力になり、世の中を変えられるというのだ。
僕の選挙区でも立憲民主党から比例復活でずっと国会議員の人がいる。祭りなども神輿を担いでくれるからよく知っているが、およそ彼の経歴からいうと本当の野党とはいいがたい。自民党と一見対立しているようだが、東大を出て官僚だった彼だから、いわば超エリートだ。見るからに品もあり頭もよさそうで、過疎の町の神輿担ぎを長年手伝ってはくれるが、漁師や百姓や、中小企業の労働者や、細々と営んでいる自営業者と打ち解けることはできない。よくやってはくれているが打ち解けることはできない。
もし山本太郎だったら。おそらく彼を囲んで上記の人たちはうっぷんを朝まで晴らし続けるだろう。口下手な田舎の人たちが嬉しそうに、ほらを吹きながら夜を明かすだろう。
家柄も地位も金もない、下手をしたら仕事もない人たちが、一つの塊になったら、とんでもない変化をもたらすことができる。田舎で暮らすごく普通の人たちが、自分たちの置かれた境遇に疑問を抱き、富める者、持てる者だけが世を謳歌する社会を破壊しなければと思えた時こそが、最大野党の生まれる瞬間だ。
警察に出す遺失届を使ってスマホを手に入れよう――。在留ベトナム人グループのフェイスブック上で、こんな誘い文句が飛び交っている。携帯電話会社の紛失補償サービスを悪用し、高額なスマホをだましとる手口が確認されており、警察は警戒を強めている。
■「電話役」が偽りの届け出
「フェイスブックでやり方を教えてもらった。他の人もやっている」
携帯電話会社から今年1~2月に「iPhone(アイフォーン)12プロ・マックス」(15万円相当)をだまし取ったとして、大阪のベトナム人技能実習生の男ら5人が詐欺容疑で今月13日までに逮捕された。うち1人の供述からは、この手口の広がりがうかがえる。兵庫県警国際捜査課によると、特定の携帯電話会社の紛失補償サービスが悪用されたという。毎月定額を支払えば、紛失時に数千~1万円程度でスマホを交換できる。男らの手口はこうだ。まず警察署に電話をかけ「スマホをなくした」と、うその遺失届を受理してもらう。その受理番号を携帯電話会社側に伝えると、新たなスマホが届く、という流れだ。手続きは電話とウェブ上のやりとりで終わる。警察署が受けた電話の声は女性だったため、「電話役」は別にいると県警はみている。同課によると、こうした手口で高額なスマホを携帯会社からだまし取る被害は2018年ごろから各地で確認されているという。